2020/07/30
【いや、それは一応撮っておきましょう・web立ち合い】
「次の試験なんですが、
web立ち合いにしたいんですけど、大丈夫ですか?」
代行試験での<たて割り>(1ロット・3回の試験)
現場に常駐している時に、掛けられた言葉。
「え、web立ち合い...?
そんな事、可能なんですか?」
「えぇ、発注者からの依頼で、
今、回線の準備をしているところです」
「試験自体には問題ないですけど、
どのタイミングで行いますか?」
「10時ごろに到着した車でお願いします」
(こういう時間帯指定の試験も珍しい)
まぁ、どんな車で試験を行おうが、
結果に差が出ない事が生コン屋の矜持。
「承知しました。
では、カメラが来ましたらお知らせください」
かくして、10時にやって来たのは、
スマホにイヤホンマイクを挿した現場監督。
画面内には、複数の顔・顔・顔。
WEB会議のような様相を呈している。
「それではお願いしま~す!」
スマホが試験をキャッチしながら追いかける。
ひと通りの代行試験を終わらせた頃に、
「は~い、OKで~す」監督の声が響く。
どうやら、発注者のOKがもらえたようだ。
思っていたよりも、あっけなく幕を引いたweb立ち合い。
果たして、試験云々が、伝わったのかどうかも分からない...
しかし、今後そういう方向性に向かうだろうことは、想像に難くない。
「じゃあこれ、発注者が立ち会ったので、
写真は撮らなくて良くなるんですかね?」
「いや、それは一応撮っておきましょう」
(やはり、そうなるのね...)
まだまだ今後も、
試行錯誤が、くり広げられそうですね。
NR試験室 二見