2020/10/02
【webによる立ち合い】
「試験の<web立ち合い>って、ありますかね?」
質問してきたのは、販売商社の営業マン。
「<試験>といいますと、何の試験を意味しています?」
生コンの試験とひと言で問われても、いろいろとある。
・現場で実施する<現場代行試験>
・供試体の強度をみる<圧縮強度試験>
・骨材の表面水を知る<表面水率試験>、などなど。
「あ、すべてのパターンの中でです」
あまり会話がかみ合っていない様相になってきた。
そもそも、立ち合いのある試験といったら、
<現場代行試験>か<強度試験>くらいのものしかない。
回答する前に、その質問の意図を聞いてみる。
「どういった意味合いでの質問でしょうか?」
「長岡さんは、あれこれ先進的な取り組みをされているので、
こういう事例は、長岡さんに聞くのが一番だと思いまして」とのこと。
なるほど、なるほど。
生コンプラントの能動的な取り組みへの質問だということが分かりました!
「そういう意味合いでいうと、実績はないですね」
わざわざ回りくどい言い方をするのには、理由がある。
「でも、ゼネコン側からの提案としては、やったことありますよ」
「へぇ、そうなんですかぁ!」営業マンの興味に引っ掛かったようだ。(つづく)
NR試験室 二見