DIY施工で人気の「真砂土(まさ土)」はアリなのか?生コン専門家の見解

更新日:2024年 01月 22日

DIY施工で人気の「真砂土(まさ土)」はアリなのか?生コン専門家の見解

 

舗装の材料としてホームセンターで気軽に購入できる「真砂土」、パッケージには「簡単施工でめちゃくちゃ丈夫!水を通す!」という謳い文句があります。

 しかし、舗装材として真砂土は本当に丈夫で水を通してくれるのでしょうか?

 

(本当にその通りなのかを生コン専門家の宮本氏(長岡生コンクリート)が下記動画でばっちり解説しています。)

 

 (オコシコンと真砂土舗装)

 

今回は真砂土がDIY舗装の材料としてありなのかを紹介していきます。

真砂土は使用例に「駐車場」が記載されているが・・・

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パッケージで駐車場に使われる真砂土舗装の使用例が記載されていたら、駐車場にも使えると思いますよね。


これは半分正解で半分不正解です。

どのくらいの強度をもっているかの記載として、真砂土の場合は強度性能21N/mm2がうたわれており、この数字は前提として

【ミキサーを利用した場合の強度です】とあります。

 「工業(電気・鉄・コンクリート)と農業が結びつき自然や植生に貢献するマルチングの開発」


・・・・・

真砂土をホームセンターで購入し、DIYで自宅の庭に使う方の多くはミキサーなんて持ってません。

つまり、ミキサーを利用して真砂土を練った場合に出る強度はあてにならないのです。

そして、真砂土のメリットである「地面に敷き均して水をまくだけ」という施工方法でももちろん、この数字通りの強度はでません。

 

 ↑水をまく方法で施工された真砂土はボロボロになり、苔と雑草が繁茂してしまっています。

 

↑こちらは公共の通路に施工された真砂土舗装です。

繰り返し歩行による負荷が加わったことにより凹みが発生、そこに水が溜まっています。

歩くための道と書いての歩道が、この水たまり状態では歩道として成立しないのではないでしょうか。

つまり、DIYによる真砂土と水を撒いて行う施工は強度が出ないため、駐車場として使うことは難しく、耐久性も弱い舗装が出来上がってしまうのです。 

⇒真砂土を採用した公園の末路

 

真砂土はクッション性が良い・・・?

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真砂土舗装は天然の土由来の材料で、クッション性が良いと考えられていますが、数字上それはありえないことです。

 

前述の通り、21N/mm2という強度をもっているとしたら、それは一般的なコンクリートの駐車場と同じ強さです。


コンクリートにクッション性はあるでしょうか?

ミキサーを使って練った場合に21N/mm2であって、そうでない場合はクッション性があるのではないか?という考えもありますが、それも違います。

 

真砂土を敷き均して水をかけた状態であっても、水がかかった一部は同等の強度をもちます。

ボロボロになってしまうのはすべてが均一につながっていないためで、仮にクッション性を感じるとしたらそこは「もろい」部分というだけです。

つまり、基本的に真砂土でクッション性が良いということはほとんどありません。

 

天然由来の材料だから真砂土は健康にも良い・・・?

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真砂土は天然由来の材料ですから健康に対して悪影響を及ぼすことは少ないでしょう。

ですがそれはコンクリートも同じです。

家周りを構成するほとんどの材料は天然素材で構成されています。


ここまで真砂土舗装の悪口を書き連ねてしまいましたが、決して悪い材料ではありません。

使い方や使う場所、お庭のコンセプトに合うなど、採用すること自体を否定しません。

 

ただし、固くて丈夫で水を通す材料、しかもDIYで簡単施工!という材料ではないということは言えると思います。


DIY向きの舗装材料なら断然「オワコン」がおすすめ

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真砂土のちょっとした現実を紹介してきましたが、DIYで家周りの舗装を施工するなら透水性を持つコンクリートである「オワコン」がおすすめです。


オワコンは内部に無数の隙間を持つコンクリートで、雨水などの水をすべて透水させることができます。



オワコン表面に水をたまることがないため、ぬかるみや水たまりができてしまう心配がありません。


同時に雑草も生えてこないため防草対策としての効果もあり、真砂土よりも高い効果と耐久性ある舗装を作ることが可能です。


ちなみに、オワコンを家周りに施工すると

水たまり・ぬかるみ・雑草・猫の糞害・害虫

対策も含めて行うことができます。



オワコンDIYは「撒いて→踏み固める」

真砂土のDIYは簡単に行うことができるため採用する人も多いのですが、オワコンも普通の生コンクリートと比べると比較的簡単に施工することができます。


犬走のように狭い面積で施工をするなら踏み固めるだけでも十分で、広い面積で施工をするなら二見タンパーや振動プレートの仕様が効率的です。

ちなみにオワコンの材料費だけを見ると30㎡あたり30,000円で入手することができ、通常のコンクリートや透水性コンクリート オコシコンよりも安い価格で施工することができるのです。


性能がよく価格もお得なコスパ良いオワコン、ぜひ真砂土でのDIYをお考えの場合にはこちらもご検討ください。

⇒家周りの雑草、ぬかるみから解放 オワコン


今回紹介したオワコンの他に、透水性を持つオコシコンも庭コンでは舗装材として提供しています。
水たまりができない舗装として、オワコンもしくはオコシコンをぜひご採用ください!
⇒オワコンとオコシコンの違いについてはこちらで解説!

 オワコーン



 オワコンちゃん

ちなみにオワコンとオコシコンの施工は「施工業者マップ」から直接お近くの施工業者に相談できるよ!
オワコンの施工を考えるなら、まずはマップ掲載の施工業者さんに相談してみてね!!



⇒オワコンとオコシコンが施工できる業者マップはこちら

 

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【らくらく施工】施工しやすい性質に改善

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