2019/01/04
「コンクリートブロックは悪くない」
ブロックは悪くない。「コンクリートから人へ」もそうだった。日本の世論は極端に振れすぎる。ブロックにつきまとう負のイメージ。全国を席巻するブロックの不買。適切に施工すればこんなに安くて頑丈で長持ちな部材はない!ブロック塀の真実に迫る。
適切に施工すればこんなに安くて頑丈で長持ちな部材はない
あえて書こう。隠していたってイメージは良くはならない。大阪北部地震で児童の命を奪った事件は記憶に新しい。ブロックが悪かったのか?
https://mainichi.jp/articles/20180622/k00/00m/040/163000c
週刊エクステリアも2018年のトップニュースとして報じた【ブロック4団体、高槻市に陳情書提出】。
果たしてブロック塀が悪いのか?
身近な人からも「CB(コンクリートブロック)が売れなくなった」と聞く。
「コンクリートから人へ」
もそうだ。
なぜ、特定の製品を的にして議論をすり替えるのか?
包丁で刺されて人が死んだ。
だから、包丁を使ってはいけない。
そんな法律などないはずだ。
専門家に聞くとブロック業界は都度法律に準拠して変化してきたという。
事実、ブロック塀の大半はその当時の法律に従って施工されている。
高槻市のブロック塀とて、
その当時の法律には準拠していた。
が、後年その法律に対して適合しなくなったため、問題を指摘していた。
というのが事実。
ブロック塀は何も悪くない。
なのに、今やCBの売れ行きは低迷し、
フェンスの売れ行き絶好調という。
この有様だと、明日みのもんたに「これからはブロック塀」と言って貰えば、たちまちブロック塀人気が復活するのだろう。
なんと単純な消費動向か。
身近にもいるブロック塀診断士。
エクステリア団体の会合に出席した際。
現在首都圏エクステリア協会の会長をされている、
ヤンコバこと小林会長(ブロック塀診断士)
にはじめてお会いした。
「痛ましい事件が起きてしまった。何十年も主張し続けてきたのに。悔やみきれない」
そうお話になっていたことを思い出す。
そうなのだ。
ブロック塀診断士らは大阪の事件が起きようが起きまいが、
これまで何十年にもわたって適切な施工や維持について主張し続けてきた。
それは行政に対してももちろん同様の姿勢を貫いてきたはずだ。
その事実を無視して、
起きてしまった事件とその特定の製品に刃を向ける。
そして、CB売れ行きの低迷。
同じくコンクリート業界に身を置く一人として他人事ではない。
なんとも切ない。
簡単に施工できる、頑丈、ローコスト。それが、ブロック塀。
庭づくりの定番。
ブロック塀。
そのイメージを取り戻すために。
生コンポータルでも#デコブロ などのキャンペーンを打っている。
ブロック塀をデコレーションする#デコブロ CBのイメージ復活の一助となればと願う。
そもそもが、コンクリートだ。
強い。
耐久性が高い(長持ちする)。
そして、施工が簡単だから安価だ。
行きすぎた風評被害という風が2019年には止むことを祈っている。
生コンでいいこと。
宮本充也
