2023/10/09
「流動化処理土は防草材へ。副産物同士を掛け合わせただけでCCUに」(週刊生コン 2023/10/09)
流動化処理土「イワモル」は再定義され、流し込むだけ固まる砂「まさ固」に。また、生コン工場と他産業で発生する排熱や排ガスを組み合わせるだけでいとも簡単に生成されてしまうCCU。プロダクト誕生の舞台裏「生コンキャンプ」の1週間を振り返る(週刊生コン 2023/10/09)
プロダクトを支えるソリューション開発「生コンキャンプ」
製品が生まれるのは現場で顧客のニーズに気づきそれに応える自分たちの専門性や知識を適用することで生まれるものです。先週はそんなソリューションとして防草材料としての「まさ固」や、生コン屋さんで容易に製造できる「CCU」に関する試みが行われていましたー。。
流し込むだけ固まる砂「まさ固」爆誕
当社キラーコンテンツ「オワコン」に続き爆誕したのは「まさ固」と名付けられた流し込むだけで簡単固まる砂。
関連記事:【固まる砂】が流し込むだけで完成しちゃう奇跡の流動化まさ土【まさ固】爆誕のお知らせ
「まさ固」の正体は流動化処理土「イワモル」
そんな、「まさ固」。実は、流動化処理土「イワモル」の技術の再定義から生まれたもの。現場でニーズに気づきそれに対して自分たちが積み上げてきた経験から生まれた知識を適用した好例。
関連記事:【イワモル】「目に見えないところで人知れず活躍していることは本来美徳であるはずなのに」立坑(マンホール固定)充填
埋め戻しも、防草も。
「オワコン」「オコシコン」で構築された流通網(「生コンビニ」と「庭コン」)にただ載せるだけだから普及も進みやすい。
関連記事:「流動化処理土【イワモル】としてだけじゃない?! 固まる砂・防草材・舗装材としても活用【まさ固】も!」(生コンビニ定例見学会)
生コン屋さんのCCU開発
なお、 ICC構内では粒状骨材に上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)を染み込ませ乾湿繰り返しを行うことによるCO2固定量の実験が行われている。
関連記事:【CCU製造】「脱炭素・資源循環時代の主役は生コン工場だ」【マニュアル】
CCUさらなる効率化へ
その試みは発電や製鉄で発生する排ガス(CO2)や排熱(エネルギー)と生コン工場の既往設備を有効利用・組み合わせることで効率よくCCU(炭酸カルシウム)を得るための実験も始まっている。
関連記事:「上澄水でビシャビシャになった残コン粒状細骨材を搭載した生コン車ドラムを発電所の電気で回転させながら排ガス・排熱を利用して作るCCU」
生コンキャンプでは定期演創会を開催しています
そんな活動は定期的に「演創会」として発表の場が設けられている。次回は10月20日、申し込みは宮本さんのLINEまで。
「コンクリートをもっと身近に」
人目につかないところでの活動が実は最も大切だったりするわけです。「生コンキャンプ」の活動があるからこそ、ソリューションは生まれ、プロダクトが誕生します。さあ、また始まった1週間、全力で楽しまなくちゃっ。
オワッコーン‼︎
「庭コン」(shop)「生コンビニ」(factory)「生コンキャンプ」(Lab)と、生コンポータルそれぞれのコンテンツの役割分担が明確になってきましたー。。
作者・宮本充也