2020/06/17
【静岡】「真面目なものづくりの担い手」南天園・堀内土木(その1)

静岡県磐田市。菊川の現場で透水性コンクリートの施工を予定している南天園、「ホンチャンいきなりより練習が出来ればありがたい」と取引先生コン工場の堀内土木に相談したことから「プラントでの施工見学会」が開催された。1m3(およそ8m2分)を製造「型枠バラシ」「施工ジョイント」の状態も確認。「これで実際の現場を指導なしで出来ます」(南天園橋本代表)。
製造:堀内土木 向陽生コンクリート工場(担当:堀内研矢)、施工:南天園(6m2、100mm、4名、色々試しながら1時間、庭コン)。
施工動画
「型枠バラシ」「施工ジョイント」
施工Before。
「ホンチャンいきなりより練習ができればありがたい」
仕事に妥協を許さない南天園橋本代表からの願いに「プラントでの施工見学会」という形で答えた堀内土木の堀内社長。
施工練習兼見学会スタート。
ワイヤーメッシュがないため生コン車のシュートから直接荷下ろし(敷設)できるのも透水性コンクリートの特徴。
トンボ(レーキ)を用いてまずは平坦性を確保(均し)する。
続いてプレートコンパクタでの仕上げ(転圧)土間コンとは違った工程。
丹念に体験をして感覚を掴んでいく。
仕上げ(転圧)直後に型枠をバラす(撤去)ことができるのも透水性コンクリートの特徴。
この特徴のおかげでこの部分からそのまま新しい材料を施工していけるため、施工ジョイント(突き合わせ目地)にすることもできる。
土間コンクリートに比べて施工の自由度が格段に上がる。
施工After。
「これで実際の現場を指導なしで出来ます」
施工経験がなくとも大丈夫。
「初めての施工には必ず施工指導員が立ち会います」(プロ施工者限定)
知らないところで勝手に失敗されるより全然いい。
確かに動画を見る限り簡単そうだ。
だからといって、無闇矢鱈に施工をすれば失敗することだってある。
⚫︎参考記事:「万が一の補修やメンテナンスも自分でできることはすごい特徴だ」土間コンクリート・DIY
補修方法が確立されているからと言って失敗しないに越したことはない。
だから、勝手に施工するんじゃなくてまずは相談を寄せてほしい。
⚫︎参考記事:【施主】「どこで実物見れるの?」【施工者】「ぶっつけ本番怖いな」無料展示サンプル設置について
また、展示サンプルを店先に設置することで透水性コンクリートの販売促進にも繋がる。
練習を兼ねて設置をすればホンチャン施工前の練習にだってなる。
また、今回のように相談を寄せてもらえればそれに答えてくれる生コン工場だってきっとあるはずだ。
こちらは施工見学会開催に気持ちよく答えてくださった山本コンクリートでの施工の様子。
⚫︎参考記事:【栃木】「あのウチダ商事も見学会に来た!!」山本コンクリート工業・イケダ工務店・エクステリア
日本にはこうして真面目に価値を届けようとしているものづくりの担い手が多くいる。
初めて施工するからって失敗は許されない。
「自分初めてなんで手術失敗したらごめんなさい」そんな医者はいないのと同じだ。
南天園や堀内土木のように、舞台裏で熱心にその施工や製造のプロセスをチェックし完璧なものをお客様にお届けしようとしている人たちは少なくない。
そんな人たちを流通構造で埋もれさせるのではなく、インターネットや企業間連携で広く一般に知ってもらいたい。
生コンポータルが運営する「お庭づくりは0円マッチング」庭コンはそうした熱心なものづくりのラストワンマイルのリストを日々充実させている。
真面目なものづくりの担い手がきちんと評価される市場。
こうした市場を整えることで、きっと日本の景色はもっと美しくなる。
日本の大地はもっと健全になる。
その2ではホンチャン施工の様子を紹介したい。
宮本充也