長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/12/28

「2021年生コン産業激変に関する予言ではなく断言」(週刊生コン 2020/12/28)

「2021年生コン産業激変に関する予言ではなく断言」(週刊生コン 2020/12/28)

月曜日、週初めには必ず週刊生コンのリリースを行ってきた。今日(2020/12/28)はすでにお休みの方も多かろう。今年最期の週刊生コン。「2021年生コン産業激変に関する予言ではなく断言」。2020年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。



《コラム》「透水性コンクリートの本当の価値は水を透すことではないのかも知れない」

#中性化 #透水性コンクリート #表面積 #co2 #ccu #sdgs #esg #流通 #50年排出ゼロ #ドライテック


「CO2吸収コンクリ拡大へ 政府《実行計画》概要判明」解説

#ccu #carbon #sdgs #esg #co2 #capturing #utilization #storage #carboncure #blueplanet #公共事業 #政府



世界が舵を切る「CO2発生ゼロ」が激変させるコンクリート産業。

あなたや僕が身を置くコンクリート産業が激変する。

断言しておこう。

特に、来年からはこれまで想像できなかったことが一気に巻き起こる。

予言ではなく、断言だ。

絶対に、起きる。


「ドライテックがバズってる」

これは、単なる予兆であって、本当にバズるのはここからだ。

こんなもんじゃない。

誰もが見たことのないようなバズりを先端コンクリートテック群は見ることになるだろう。

規制や、柵なんかものともしないモメンタムが形成されようとしている。

産業内部で抑圧されてきたエネルギーは、解放され、爆発することを、今か今かと待っている。

そんな状態だ。


有限の惑星の上で無限の拡大再生産を志向してきたコンクリート産業。

数ある産業の中で最も、「大地を削り、汚し、蓋し、さらにはCO2を発生させてきた」コンクリート産業。

つまり、コンクリートが「大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を抑制し、固定化する」産業になったら、「最も」CO2排出ゼロに近づくことを意味する。

今日も製造し現場に届けているその生コンクリートの文脈が変わることがすなわち新しい時代、「有限な惑星の上におけるサステナビリティ」を保全する鍵となる。

生コンに携わる全ての人にとって関心事となり、主体者としての参画が求められる。



鍵を握る、RRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会)。

https://rrcs-association.or.jp/index.html

RRCSが発足したのはほんのここ数ヶ月、今年2020年のことだ。

辺境で抑圧され無視され続けてきた産業の副産物「残コン」に光を当てる。

見えないもの。

副産物。

その意味では、コンクリート産業におけるCO2は残コンと同じ位置付けと言っていい。

世界は今、CO2排出ゼロを求めている。

アメリカやカナダの先端企業(スタートアップ)が開発した先端コンクリートテックがRRCSにジョインしようとしている。

⚫︎参考記事: 《CARBON CURE》「CO2を具体的に減らすことのできる生コンクリート」RRCS・三菱商事

⚫︎参考記事: 「日本版 EN 206 を創造し、残コンだけじゃなくCO2もリサイクルしちゃおう」RRCS


世界が求めるクローズドループテック。

我が国では、RRCSが中心となって、規格化・汎用化が進むことになるだろう。

RRCSにはアカデミアをはじめ、ゼネコン(使う人)、生コン工場(作る人)が多く参画している。

いずれの生コン製造者も、それぞれの地域でJIS外品などの規格外製品の分野を得意とする製造工場だ。

今、バズっている、透水性コンクリート《ドライテック》

さらに、年間100万m3規模ともいわれる流動性埋め戻し材(LSS、スラモル、セルクリートetc)の分野。

さらに、RRCSが拓こうとしている残コン再生コンクリート

JIS外品としてたくましく流通しているその分野に、CCUコンクリート(CO2吸収コンクリート)はいち早く実装されることになる。

その現場における実績を持って、鳴り物入りで規格化する。

さらには、安心して採用されることになり、汎用化が進むことになるはずだ。



これまで、多くの先端テクノロジーがその普及を妨げられていた理由は、産業構造にある。

縦割り、階層。

しがらみ、規制、法制度。

そうした、これまでの阻害要因は、SDGs、ESG投資、新たな時代の要請、待ったなしの求めにより、超法規的にブレイクスルーされてしまうだろう。

今の生コン産業が当たり前だと思っていたら大間違いだ。

こんな産業、おかしい。

絶対に、変だ。

市場と顧客が求めているのはこんな内向きで保守的なコンクリート産業ではない。

もっともっと風通しよく情報や人々が自由に交流し刻々と新しい価値が辺境で生み出される産業。

参画する全ての人たちがシームレスに価値の創造を楽しめるような世界。

それが、本来のコンクリート産業だ。

そんな産業を僕たち自身が創造しなければならない。

2021年はそんなコンクリート産業への変態が始まる。

これは、予言ではなく、断言だ。

絶対に、間違いない。

「2021年生コン産業劇編に関する予言ではなく断言」。

嘘ではない。

絶対に起きる。

そして、その時。

あなたや僕は欠くべからざる貴重な当事者だ。

大活躍しよう。

良いお年をお迎えください。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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