2020/02/04
「雑草は見たくない、ぬかるみは絶対に困る、車は汚したくない」インターネットが拓く生コン新市場(セメント新聞)その3

「雑草は見たくない、ぬかるみは絶対に困る、車は汚したくない」というニーズにも応えられるし、地球に蓋をしてしまう感覚もありません(文中より)。急成長するインターネット流通に透水性コンクリートが届ける意義。インターネットが拓く生コン新市場その3。
(その1:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1010.html)
(その2:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/pt2.html)
雑草は見たくない、ぬかるみは絶対に困る、車は汚したくない。
力強く成長を続けるネット流通「エクスショップ」(https://www.ex-shop.net/)
エクスショップ
いずれの産業もネット流通は常識を変えて来た。
兵庫県神戸市に本社を置くエクスショップ(代表取締役加島雅子)もその1だ。
縦割り階層型であった流通をインターネットで最適化する。
市場と顧客にとってダイレクトに価値が訴求しやすいネット流通の御多分に洩れずエクスショップも急成長を遂げている。
その価値は顧客の、
「雑草は見たくない、ぬかるみは絶対に困る、車は汚したくない」
という本心に「施工を伴うエクステリア資材の提供」で応える。
その成長はめざましい。
それまで市場として認知されていなかった分野も開拓する。
エクステリア資材がより身近に。
インターネット流通の本質はここにある。
隅々にまで価値を広げる届ける。
急成長の裏で意識されるわだかまり
飛躍的に広がる市場を切り拓く活動の裏で加島さん(代表取締役)はわだかまりを意識していた。
「成長すればするほど人工物で地球に蓋をする」
誰もが持つ心情。
地球環境に貢献したい。
綺麗な地球を後世まで残したい。
ただ、現実は過酷だ。
人々は限られた時間、お金、で生計を立てなければならない。
地球環境への貢献
それは、どこかの意識高い系の誰かに任せるほかない。
自分にはそれを実行するほどのゆとりはない。
意識しているかどうかはともかく現実は経済活動を優先してしまわねばならない。
そんな心根に誰もが持つ心情。
その心情に応えられる製品として透水性コンクリートはネット流通に意義を届ける。
これまで「売れば売るほど地球に蓋」だった経済活動は、透水性コンクリートと協業することで「売れば売るほど大地を再生」にシフトする。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_902.html
意識されていたわだかまりに目を背けず直視することができる。
これまで販売して来たカーポートやウッドデッキ、ネットフェンスと共に施工される土間コンクリート。
それは生コンにとってもエクステリアにとってもさほど「市場」として認識されてこなかった。
生コンにとっては偶発的に小ロットで発生する小口。
エクステリアにとっても半製品でクレームに発展しがちなやっかいもの。
そんな分野を透水性コンクリートが変える。
そして、それは僕たち産業人だけに限ったことではない。
限られた予算や時間で庭を整備しなければならない一般の全ての人たちにとって。
「その製品(透水性コンクリート)を選ぶことで大地を再生する」
という意義を届けることにもつながる。
これまでどちらかというと「選べない」分野だった庭の舗装。
その舗装を選ぶことで地球環境に貢献する。
そんな文脈を届ける。
透水性コンクリートが流通に届ける意義。
人々の活動は意義が認識されてこそその効率は上がるものだ。
ネット流通と接続した生コンは今後新たな分野を市場とすることになる。
斜陽産業と揶揄されがちな生コンはここで新たな再生を果たすことになる。
インターネットが拓く生コン新市場。
その可能性は未知数だ。
宮本充也