2020/05/25
「ソリューションとしての透水性コンクリート」(月刊生コン 2020/05/25)

5月最終週が始まった。僕たちが作ってお届けしているのは製品ではない。ご購入いただける全ての人たちに喜んでもらえる問題解決策ソリューションとして、現場に喜びを届けられるように肝に銘じていなければならない。「ソリューションとしての透水性コンクリート」。1週間で届けられたソリューション総覧。
【島根】「100年後の子孫に残すお墓の透水性コンクリート」雑草対策・水はけ
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/100.html
透水性コンクリートの流通は充実し始めた。
あらゆる流通から手にすることができるようになったその価値は島根県でも当たり前のように施工されるようになった。
普段頻繁に人が訪ねない場所、お墓の草むしりは高齢化に従い年々ストレスフルになっていく。
また、年々豪雨化・局地化するに従って想定以上の雨量で納骨堂が冠水なんて被害も報告されている。
そんなソリューション(問題解決策)として透水性コンクリートは今を生きる人たちに直接的に役に立てる。
そればかりではない。
100年後、今を生きている僕たちを弔問する人たちからも草むしりをさせることはない。
日本全国あらゆる地域、あらゆるシーンで採用される透水性コンクリートは多くの人にとっての問題解決策として認知され始めている。
【東京】「舗装(ぬかるみ・雑草対策)と排水(暗渠・浸透ます)を同時にかなえる」
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1135.html
それは社会貢献にとどまらない。
「社会を照らすために、その担い手が苦しんでます」
そんな時代じゃない。
僕たち製造者も、そしてそれを現場で実際に形にする施工者にとっても、透水性コンクリートはソリューション(問題解決策)でなければならない。
誰かにしわ寄せをして得られるハッピーや喜びは本物ではない。
「簡単な舗装を施工するだけで、排水も兼ねる」
「排水設備を設置したり、水勾配に悩む必要がない」
透水性コンクリートはそんな施工者にとっても喜びを届ける存在。
もちろんそのことで施主さんが希望する舗装(雑草・ぬかるみ対策)だって完成している。
一挙両得、誰もが喜ぶ。
【東京】「ケツカッチンの外構工事の強い味方」スターツ・岡庭建材工業・雨・養生
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1138.html
ケツカッチン外構工事で工期が迫り焦る中やまない雨。
土間コンクリートだった場合手が出ない、どうにもならない。
雨が続けば続くほど、ポンプ屋さんや左官屋さん、生コン屋さんの予定はパンパンなくらいに逼迫する。
「1週間は無理ですね」
死刑宣告にも似た回答。
ケツカッチン外構工事に革命が訪れた。
なんと、霧雨が降り頻る降水確率40%の当日にたった2時間で施工が完了した。
それも、東証一部上場企業スターツに見出された形で透水性コンクリートは現場に喜びを届けていた。
工期短縮。
多くの施工者たちが望むその価値は透水性コンクリートからもたらされる。
僕たちものづくりの担い手は自分たちを出発点にしてはならない。
「この商品を売るためにはどうしたらいいか?」
そういった問いの立て方では永遠に市場と顧客に見向きもされない。
スタート地点は常に市場と顧客。
ユーザーフレンドリー。
市場と顧客は何に困っていて、どうしたら喜んでくれるだろうか。
その問を立てた上で、「それでは自分たちはどのように姿を変えることができるだろう」。
常に顧客目線で価値が届くためのプロセスの一々をチェックしていく。
ストレスなく価値が喜びとなって現場に届くために必要なこと。
ものづくりとは製品を作ることではなく、そんなストーリーを作ることなのだと思う。
宮本充也