2020/08/25
《緊急告知》「奇跡の起きるお寺で《こどもたちが施工する》透水性コンクリート」しょうれんじこども園 2020/08/26

静岡県伊豆の国市の名刹「正蓮寺」はいろんな奇跡の起きるお寺(10,000年に1度の吉兆|正蓮寺)。明日(2020/08/26)その場所で園児たちの協力を得て「雨を大地(木の根っこ)に届ける舗装」の施工見学会が予定されている。同日は映画「透水宣言」の撮影も予定されておりその工事に寄せる大人たちの想いは映像として残される。
お釈迦様の甘露の雨は排水溝?木の根っこ?
正蓮寺の境内では明日(2020/08/26)園児たちによる透水性コンクリートの施工が予定されている。
その模様は映画「透水宣言」の舞台ともなり、さらには一般にも見学会場として公開される。
住職の渡邉元浄さんの手により描かれたスケッチがいよいよ形になろうとしている。
「みつやさん、《甘露の雨》てご存知ですか?」
中学時代の2個下の後輩でもある住職(今では頭が上がりませんmm)は、人生の節目節目で大変お世話になっている拠り所だ。
循環を大切にしたいという想いがある。
いろんな奇跡が起きるお寺に降る雨がコンクリート製の排水設備を経て河川や海洋に流出してしまうのはおかしい。
境内に植えられた植栽の根っこに届けられる。
実る緑陰や草花はお寺に集う人々や生き物に安らぎを届ける。
そんな境内に採用されたのが、僕たちがその普及に心血を注ぐ透水性コンクリート《ドライテック》。
「自然と人が調和する世界を具現化するコンクリートテック」
「大地に蓋をしないコンクリート」
その檀家の活動に共感をお寄せいただきこの度施工となった。
実際に施工をするのは併設されている、しょうれんじこども円の子供達。
本日に至るまでお寺やこども園の皆さんの多大なる準備の跡。
施工を担当するこども園に通うこどもたち。
⚫︎参考記事: 「お釈迦様の甘露の雨は排水溝?木の根っこ?」しょうれんじこども園
通常の舗装(アスファルトやコンクリート)では降雨は大地に還元されることなく、排水設備を経由して河川そして海洋に捨てられてしまう。
先端技術である透水性コンクリート舗装を採用することによって、それは本来大地が持っていた機能を取り戻し草花や樹木の根系や地下水系に還元される。
理屈なんか分からなくたっていい。
ただ、自分たちの体を使って透水性コンクリートを施工することで「体感」してもらいたい。
年長さんたちおよそ80名が長靴を履いて運び込まれる透水性コンクリートを踏み締めて転圧作業を体験する。
「自分たちで作った境内の舗装」
それはコンクリートだから、ガラスや石と同じく無機質、永遠なるもの。
こどもたちが卒園しても、それから10年、20年、どんなふうに成長したとしても、幼少期を過ごしたお寺の境内の自然の循環を守り続ける。
理屈なんかきっと分からないだろうし、分からなくてもいいと思う。
僕の父が住職のお父様と作ってくれた想い出。
実はこの僕もこちらのこども園の卒園生。
当時から生コン工場を経営していた父は元浄さんのお父様に進言して実現した雪まつりイベント。
伊豆地方は今もそうだけど雪が滅多に降らない南国。
そんな南国の子供達に「雪遊びを経験させてやりたい」と奮起した父・辰雄は自らのこども(僕)も通うこども園のお庭に山梨県からダンプで運んできた大量の雪を持ち込んだ。
僕も含めてそれはそれはとても喜んだこどもたち。
少なくとも僕の脳裏には残っている。
そして、翌日、なんと「10年に1度の大雪」に伊豆地方は見舞われ、こどもたちは前日を忘れて喜んだ。
逆に大人たちは雪かきに奔走した。
そんな冗談みたいなエピソード付きで。
今、あれから40年近い時間が経過して、卒園したお寺の境内に僕が情熱を燃やしている製品を納品しようとしている。
施工の補助は僕の後輩たちだ。
不可逆的な発展は地球環境を指数関数的なスピードで破壊している。
誰もが気づいているように、今を生きる僕たちの誰かが声を上げてその破滅への前進を「循環」へと変換しなくてはならない。
父の世代や僕たちまでは大丈夫かもしれない。
ただ、明日協力してくれる子供達、あるいはそのさらに子供達の時代に、環境は今のように人々に豊かさをもたらしてくれるだろうか。
100年後の未来は今と変わらず青い空や実る緑陰、鳥のさえずりや虫の鳴き声で人々の心を癒してくれているだろうか。
今を生きる僕たちが果たせる最大の貢献とはなんだろう。
子供達に残せる仕事とはなんだろう。
理屈でわかってもらう必要はない。
共に仕事・作業をすることで、元浄さんや僕、そして周りの大人たち、ご先祖様が何を残したいかを体感してもらいたい。
その成果は永遠にしょうれんじこども園の大地を支え続けることになる。
宮本充也