2021/01/25
「尊敬してますと言うやつは絶対に不正します」(週刊生コン 2021/01/25)

今年、今月から動画のUPに執心している。変態ルーティーン7時間(ブログ×3本、RUN10km、自己啓発etc)に加え、いよいよ手を染めてしまった動画撮影とYouTube投稿。ここ1ヶ月に動画が稼いだ再生数を紹介する。これからの情報発信に動画は必要不可欠だ!
なんと、1ヶ月で344,005再生!
正月の静かな時間に気づいた「YouTube個人アカウント(生コンポータル)がバズってる」事実。
トップの動画は群を抜いているが、それでもトップ8はいずれも数千〜万再生を叩き出している。
従来の土間コンに比べてドライテックの解体撤去ってどうなの?(透水性コンクリート)
22万再生を叩き出した動画はワイヤーメッシュが無いから比較的解体しやすいドライテック。
多くのコメントもついている。
(信条として無視することに決めてます)
透水性コンクリートドライテック講座 #1 コンクリートとアスファルト
短編スマホ動画がバズったことに合わせて、「一発もの」「インパクト」だけじゃなく、「きちんと中身のあるコンテンツも整備しよう」と言うことで始まった、がち解説シリーズ。
毎月6件ペースで撮影しYouTubeに共有し始めた。
⚫︎先週の記事1: 《解説動画》#1〜3「宮本充也が透水性コンクリートについてじっくり解説する」
これまで日に3本以上記事(ブログ)を更新してUPし続けて5年経過している。
ピーク(昨年コロナ禍における緊急事態宣言下)では月間200,000PVを記録して大いに沸いていた。
延べ人数にはなるけれど、20万人と言う人々の関心を得たと言うことになる。
そして、今度は34万人だ。
記事と違って、「あっという間に終わる短編動画」の誘導としての効率は高い。
ちょっとでも関心のある人に容易に訴求される。
そこから、5年の蓄積あるホームページの記事や、公式アカウント「庭コン・生コンポータル」に飛べば、さらに詳しい情報を得ることができるシステムとなっている。
HP、YouTubeを合わせて1ヶ月に数十万人もの人々の関心を得るようになった。
マーケティングでよく言われる、AIDMAのA(Attention)としてはようやく及第点に達したのだと思う。
⚫︎先週の記事2: ショートムービーシリーズ「なぜ、あの動画がバズったのか?」#2
「尊敬してます」という人に限って不正を働く(下心を持っている)。
けだし、名言である。
とある経営塾でご縁のある経営管理者がそのプレゼンの中で言い放った。
「みなさん、気をつけてください。《尊敬してます》と言うやつは絶対に不正します」
一同大爆笑だったが、そのコメントに僕は本質を感じていた。
本来、「尊敬している」と言うことは姿勢であって、わざわざ相手に伝える必要のないことである。
彼曰く、これまで不正を働いた4人(多すぎ!)は必ず社長である彼に対して「尊敬してます」と言う意味の発言をしたと言うことだった。
身につまされているのだろう。
そして、僕も深く感銘を受けていた。
その塾では度々、「唯一絶対の評価者は市場と顧客」というファストリの柳井正さんの言葉が引用される。
業界団体や発注官庁、あるいはどこぞの権威の表彰状ではない。
人や企業の貢献を推し量る唯一絶対の尺度は、「市場と顧客」。
松下幸之助風に言えば、「世間は正しい」と言う名言。
ごくごく身近な人たちの評判や評価は当てにならない。
大体、褒める、と言うその行為には裏側で、褒められる側に対してなんらかの目的(意図、下心)を持っている、と考えるだけの証拠は少なくない。
本当に尊敬していたり、本当に素晴らしいと思っているのであれば、わざわざ相手に伝える必要はない。
それを参考にして自分が努力すればいいのだ。
悪いことに、褒められた側は褒められたら悪い気はしない。
(なんとも困ったことに、人は他人からチヤホヤされたり褒められたりするのが大好物なのだ!)
悦に入る。
気分がいい。
そして、その後、その褒められたことの呪縛でさらなる価値を発揮しにくくなると言うことは、「第1作がバズってしまって、第2作以降が泣かず飛ばず」と言うよくある話に示されている。
「尊敬してます」はSNSにおける「いいね」や「友達の人数」。
我ながらメンヘラもここに極まれりと反省もしているが、以前僕は実験的にFacebook1,070人以上の友達を全員消去したことがある。
1,000人いた時と、友達が数名になった時、果たしてドライテックの収益にどのような変化が現れるか興味があった。
中には、「充也、ご乱心?!」(実際、「乱心」と言うよりは、「メンヘラ」だったと思う)と仲間の数名からご心配いただいたが、その頃ぼんやりとSNSで交わされるコメントやいいねの類に疑問を抱いていた。
友達が大勢いたり、いいねやコメントがたくさん寄せられる。
そのことで、こっちも、「いいね」をまめに押したり、「コメント」をつけてみたりする。
その時間って、どのくらいの成果を生み出しているのか、と言う問いだ。
1,000人以上いたSNSの友人が数名になった結果、ドライテックの収益は順調に伸びていった。
(もちろん、それだけの関係要因ではないにしても、少なくとも「いいね」「友達の数」「コメント」とビジネスの成果との間に関係性はないと言うことは証明できたと思う)。
そう、「いいね」「友達申請」「コメント」と言った類は全てまやかしであり、そんなものに振り回されずに然るべき努力を払わなければならない。
大切なのは、身近な人のうつろいやすい評価ではなく、PVや再生回数、あるいは売上、利益といった事実だ。
決して、「尊敬してます」というコメントや、「いいね」や友達の人数ではない。
そんなもんは、簡単に手に入る。
一方で、PVや再生回数、あるいは売上、利益は世間様の本当の評価が無ければ、得ることはできない。
(マルチの中には、再生回数を金で変える仕組みもあるそうだからなんとも複雑だ笑)。
唯一絶対の評価者である市場と顧客からのみもたらされる絶対的な数値基準(KPI:Key Performance Indicator)である。
成果というやつは、評判を追求した結果得られるものではなく、努力に対してもたらされるものであり、評判・評価はその結果として生まれる。
もちろんだからといって、身近な人を軽んじていいと言うことにはもちろんつながらない。
上述の成果(PV、再生回数、売上、利益)は結局、身近な人々との共同・連携を通してしか生み出されないことも事実だ。
大切なのは、他人から何を言われたとか、どう思われているか、と言うことなんか移ろいやすいものであることの理解。
「嫌われる勇気」なんて本がベストセラーになったが、前後左右の人々の空気を読みすぎることは危険だ。
自分の信を貫いていれば、合わない人は結局自分の周りからはいなくなるし、こちらから頼まなくともいつしか周りには仲間が集ってくる。
信を貫くことが大切。
誰かによく思われようとか、人気者になりたい、なんてものは、結局のところ自分が如何に信じるところを貫いたかと言うあり方の結果として、人から尊敬を集めたりよく思われたりするのだ。
順序が逆なのだ。
と言うわけで、メンヘラ街道まっしぐらであることは自覚してはいるが、引き続き他人の評価など毛程も気にせず、やりたいことをとことん貫いていきたいと思う。
そのことが、世界の飢餓に出会い、僕たちが求められる結果につながっていく。
生コンポータルの情報発信は今年からさらに「動画」を加えて一層充実していきます。
宮本充也