2018/06/20
「今大人気の真砂土」 DIY・生コン・比較・外構・エクステリア

今、大人気の真砂土。原料は土なので耐久性に問題も。新築を建てた頃は、あんなに綺麗な真砂土舗装でも長年たつと表面が削られ、草が生えてきたり。プロじゃなくDIYでやる場合などは最悪事態も...((+_+))
メンテナンスが難しい真砂土舗装に新しく有効なアプローチは駐輪場や駐車場でも使えるのか?
「透水性の真砂土」:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_202.html
「真砂土の真実」:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_236.html
「真砂土だめじゃん」:https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_221.html
真砂土「ダメって...ダメって言わないで(;_:)」
外構、DIY、この手のサイトがネットには溢れかえっている。
そして、いろんなサイトを覗いてみると...
僕たちプロと個人の方たち、全然違うー!!!!
DIYと検索してみる。
駐車場とか庭を自分で整備したい方
こ、こんなにいるのか...
DIYの脇に3400工場全国くまなく存在する僕たち生コン屋が
全然役に立ってない...悲しい...
これはいいとか悪いとかの問題ではなくて、
これまで生コン工場の流通はまったくB to Cを意識して
動いてこなかったのが原因では?
ただ、ホームセンターなどの努力のおかげで、
実際に生コン工場の脇にDIY、コンクリートの市場が成り立っている。
ホームセンター様、ありがとうございます(^O^)
DIYで一番安く生コンを使おうとすると、
近場の生コン工場から直接買う方法なのでは。
ホームセンターの行きやすさ、買いやすさを考えればそれが普通。
じゃあ、どうやってC(DIY)とB(生コン)を繋げようか?
【生コンでいいこと】 真砂土を超える!?次世代の舗装
「真砂土舗装」というのがDIYで、超人気!!
扱いやすく、見栄えも自然で美しい。
20㎏袋でだいたい600~800円くらいで売っている。「高っ!」
一方、生コンは工場で仮に購入すると、
20㎏あたり120円程度で購入できる計算となっている。「安っ!」
しかも、生コン車で配達してくれる。「楽っ!」
真砂土の5~6分の1の価格で購入できる。「安っ!!(2回目)」
「真砂土」と「生コン」
価格以外も比較できることがたくさんある。
「自然さ」というキーワード。
生コンは「コンクリートジャングル」と呼ばれ、
コンクリート=自然じゃない!と、
思ってる方多いのでは?
実は、原材料ベースで考えると生コンはすべて「自然由来」
・砂利、砕石→河川や原石から
・砂→河川や原石から
・セメント→石灰岩から
と、ほぼ全て自然由来なのだ。
だから、
「真砂土は自然っぽいからコンクリートよりもいい」
という考え方はちょっと違う。石も砂も自然由来!!
そして「耐久性」
簡単に言うと、長持ちするかどうか。
真砂土の主原料は土。めっちゃ自然。
生コンの主原料は砂利、砂。こっちもめっちゃ自然。
土と砂利どっちが耐久性があるかを考えると、
いつまでもきれいでいられる、のは
コンクリートの方が上だろう。
最後に「施工のしやすさ」「扱いやすさ」
市販の真砂土舗装は僕も経験があるけど、
袋から撒く→敷く→ジョウロで水をジャー...
終わり!簡単!すぐ出来る!!
例えば犬走(北側、狭い)を舗装しようとすると、
生コンの場合いちいち水を計量して練ってってなると、
...面倒。すぐ出来ない。手間かかる。
ここは、施工費用でダイレクトに響いてくる。
今人気のDIY、真砂土舗装と生コンクリート、理解して頂けただろうか?
最後の「施工のしやすさ」は、まだまだ課題だらけ。
でも、初めからドライミックスされた生コンを開発し、
その上にジョウロで水をジャーッとするだけ
という品が完成すれば真砂土にうって変わる
製品が人気になるのではないだろうか。
※次ロットから上記製品に切り替え予定
とにかく、これまでの生コン工場はB to Cを無視してしまっていた。
ただ、DIYがこれだけ人気を博している今だからこそ、
僕たち生コン業もB to Cを真剣に意識する時なのかもしれない。
今大人気の真砂土を改めて見つめてみると、
今後の生コン業をどうしていくべきか見えてくる。
宮本充也
2018/06/20 氣賀 更新