2021/05/09
【埼玉】《実録》「生コンビニを 《知っている or 知らない》 で大きく差が出る施工の現実」渋谷建材・池田ブロック #2

午前、発生した残土とコンクリート塊を渋谷建材で処分し、午後から用いるRC砕石とカーテンゲート材を積み込んだ。路盤工、基礎穴掘、カーテンゲート柱設置、15時ドライテック着、完成まで。生コンビニ最大の強みは施工者に時短を提供できること。
製造:渋谷建材(担当:大曽根勇太)、施工:池田ブロック(5m2、100mm厚、3名)
生コンビニで時短が買える
⚫︎参考記事: 【埼玉】《実録》「生コンビニを 《知っている or 知らない》 で大きく差が出る施工の現実」渋谷建材・池田ブロック #1
生コンビニを利用している施工者と、そうでない施工者。
生コンビニ(渋谷建材)と取引をしている施工者は知らないうちに時短を手に入れていることを立証したい。
午前中の仕事で示されたように、現場で発生したコンクリート塊や残土は専業の処分場まで運び込んでいればそれだけ時間が取られていただろう。
しかも、荷下ろし処分しておしまい。
そこでは何も手に入らない。
生コンビニを知らない施工者は今度は午後から必要となるRC砕石を求め砕石屋さんに向かう。
さらに、カーテンゲートが一時保存されているどこぞにまたもやその部材を積み込みにいかねばならない。
下手するとこれだけで半日取られるのではないか。
渋谷(生コンビニ)の最強の強みは、残土、コンクリート塊、RC砕石、部材、全てが一度に同じ場所で済んでしまうということ。
それぞれに時間が取られるところが、全てがワンストップで揃ってしまうということ。
最強の時短。
これが、生コンビニの提供できる強み。
午後の作業が始まった。
渋谷で積み込んだRC砕石を用いて路盤工100mm。
また、渋谷から3時着で届く予定のドライテックを用いて基礎コンクリートと兼用してしまうので工程の短縮ができる。
ドライテックは通常のコンクリートと遜色なくカーテンゲートの柱基礎としての性能を発揮することはすでに立証されている。
⚫︎参考記事: 「カーテンゲートの舗装を兼ねた基礎としてドライテックは適応できるのか?」エクスショップ・TOKO
材料はもちろん渋谷建材は生コン工場だから生コン車で届く。
その材料を用いて基礎を打設したらそのままドライテックをいつもの順序で施工するだけ。
ドライテックも生コンビニのキラーコンテンツとして土間コンに比べて圧倒的な時短を提供していることは言うまでもない。
基礎穴をドライテックで埋めたらそのまま舗装に移る。
生コンビニのキラーコンテンツ《ドライテック》の提供する価値は、超時短。
施工After。
ドライテックそのものは5m2という小面積でもあるため、30分もせずに完了。
3時打設開始、3時半全て終わってる。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
もしも、施工者が生コンビニを利用していなかったら。
午前中で発生した残土やコンクリート塊を処分するので終わってたんじゃないか。
翌日材料を積み込み現場で作業が始まる。
ドライテックじゃなければそれこそ土間コンは1日掛だからそれだけでまた1日消費する。
少なくとも、2日は確実に奪われるところだが、生コンビニから届いたドライテックは30分で終わっちゃうから1日にお釣りがつく。
早く家に帰るもよし。
翌日以降の現場に手を出すもよし。
Time is money.
超時短。
生コンビニの威力思い知ったか!である。
生コンビニではなんでも揃う。
施工にまつわるあらゆるものが全てワンストップで揃う。
施工者にとっての置き場みたいなサービスだ。
これからこの生コンビニという生コン工場のあり方はますます充実していく予定だ。
渋谷だけじゃない。
全国、あちこちで、生コンビニを利用できる。
そんな時代はもうすぐそこまでやってきている。
宮本充也