2020/12/05
【福岡】「逆境にめげずガンガン広がっている」All round・大分綜合建設

このところ「ものづくりの風上にも置けないダメ施工者」が多かったため気分も晴れなかったが、やってくれました!北九州のAll round新井さん!!「エリア内に製造協力してくれる生コン製造者がない」という逆境にもめげずガンガン積極的に透水性コンクリート《ドライテック》の施工に邁進されています!
製造:大分綜合建設(担当:九鬼智絵)、施工:All round(担当:新井真介、詳細はFacebook参照)。
レンガチップ仕様に挑戦!
施工Before。
「犬走(いぬばしり)」と呼ばれる住宅周りの狭小部分は人の目が届きにくく雑草、コケ・カビなど衛生面も問題となりがち。
さらに、狭いということから、水勾配や排水設備の設置が難しく、水はけも問題となる。
今回はご友人宅で仕事仲間ということもあり、「実験的な」透水性コンクリートの施工となったようだ。
なんと今回はオリジナルでレンガチップを用意され、さながら花びらが舞い散った後のような路面を再現。
この仕様は建築の巨匠隈研吾にも見出されたデザイン。
「単なるドライテックより、何か一手間」
All round新井さんらしい演出がどんな時にも光る。
⚫︎参考記事: 【東京】《隈研吾》「東洋大学赤羽キャンパスがいよいよ始まった」前田道路・岡庭建材工業
2020.11.30AM
11月はドライテックで締めくくり(といっても、この後例の現場で0時まで仕事したんですけどね...笑)
今回は、御仲間御夫婦御自宅御庭
目的は、
雑草対策。
水勾配不要=透水機能。
自転車置き場。
防汚れ。等々
今後、ドライテックの普及にあたって共に施工していく御仲間なので試験施工とアイデアでチャレンジ
成功、失敗体験が多いほどお客様にハイクオリティで提供できる
だからアライは失敗は悪だと感じない
ただし状況にもよりますが
本番のために練習を重ねる
自分自身も少しずつ
徐々にチーム作りも前に
左官の御仲間の観点。
デザイン性があって良いかも
土間コンに比べたら全体的に楽
御仲間女性から見た観点。
一輪車小運搬は生コンに比べたらかなり軽いみたい
アライの観点。
転圧のタイミングが少しずつだけどわかってきた。
この時期の施工は優しい。
夏場が人員も必要かな。
大分綜合生コンさんの御力添えもあり、品質管理の面もご親切
12月も4.5㎥施工します
#ドライテック
#drytech
#gooddesign
#グッドデザイン
#透水性コンクリート
#ドライテック工務店
(All round公式Facebookより)
本当に胸がスカッとする渾身の施工All round
⚫︎参考記事: 【福岡】《犯人だ〜れだ》「初回に限り《無料》で施工指導員の派遣」#2
みんな、新井さんや、竹沢さん(タケザワウォール)のような施工者さんてわけじゃない。
参考記事にもあるように、中には「顧客の希望を無視し、嘘ついてやり仰せよう」とするけしからん人々もいる。
庭作りっておそらく一生のうちにそうそう経験できるもんじゃない。
1回が大半じゃないだろうか。
庭いじりが好きで、2〜3回ってことはあっても、「毎年やってます」なんてことはまずなかろう。
そんな、「一生に一度の庭づくり」というライフイベントにあって、「しっかりとした施工者に発注できる」ってのは、これ、本当に幸運なことだ。
そして、新井さんのような方に発注できるなんて、なかなか巡り会えない幸運と言っていい。
ましてや、新井さん。
透水性コンクリート《ドライテック》に関して言えばまさに「逆境だらけ」。
何せ、エリア内の生コン製造者の製造協力を取り付けられないという環境の中で、今回もドライテックの施工を敢行したのだ。
(そして、エリア外から大分綜合建設さんが供給を協力してくださった!)
普通なら、諦めるところだ。
「だって、練ってくれるところないんだもん」である。
そして、さらに残念なことに、従来の産業構造では、こうした素晴らしいタレントは埋もれてしまう。
どんなに情熱を燃やして、どんなに素晴らしい仕事ができたとしても。
多重下請け構造、つまり縦割り・階層構造に阻まれて辺境の情熱は抑圧され消される。
そんな産業構造にあって、イノベーションを起こし、素晴らしいラストワンマイルを開放する。
それが、生コンポータル・庭コンの挑戦だ。
生コンポータルの運営する、「お庭づくりは0円マッチング」庭コンでは、なるべくそんな素晴らしいものづくりのラストワンマイルに施主からの直接の問い合わせが届くように、施工者・製造者リストを無料で開放している。
どこかで、真剣に、素晴らしい仕事をしている、あなた(施工者)と一緒に仕事をしたい。
従来の産業構造のように、縦割り・階層で互いに区分され、付き合いたくもないけれど仕方なく付き合ってやるような仕事じゃない。
互いを尊敬し、互いに積極的に協力しあってするものづくり。
家づくり、庭づくり。
もし、そんな産業構造を創造することができれば。
きっと世界の景色は今よりももっと美しくなるのではないか。
内面の美しい新井さんのような人が、もっともっと見出されて、活躍のフィールドが広がれば。
それはきっと、それを求めているお施主さんにとっても素晴らしい幸運になるのではないか。
そんなに大それたこと?
ちっぽけな会社なんかではできない?
僕たちは全くそう思っていない。
絶対にできると確信して今日も仕事を続けている。
今も世界のどこかでは、逆境にめげずガンガン透水性コンクリートは広がっている。
宮本充也