2021/07/27
【広島】「お見事!最近の素人さんは本当にすごい」DIY

広島県広島市。お家の周り全部をドライテックで舗装。「草が出るし、犬走を平にしたいけど排水ないし」。ネットで調べていて、「自分でできそう」と思ったので知り合い友達を集めてDIYに挑戦。お見事!天晴れ!
製造:匿名希望、施工:DIY(42m2、100mm厚、4名、3時間、タイムラプスあり)
究極はDIY
施工Before。
ネットで調べていて、「自分でできそう」。
それにしても、路盤、養生テープなど、とても素人の仕業には思えないのだが汗。
「草が出るし、犬走を平らにしたいけど排水ないし」
住み始めてからの現実、雑草。
計画中はどうしても建物に予算と意識が向きがち。
でも、住まいというのは、建物の内側と外側全体のこと、とはよく言ったもので、特にコロナ禍リモートが標準となり、癒しを求めて人々の意識は外側に向く。
そこに、雑草という強敵が立ちはだかる。
夕方涼しくなってきたからということで夕涼みとは優雅に思えるけれど、蚊という現実は一旦刺されるとしばらく暮らしを侵害する。
住み始めてからプレゼンスが一気に高まる「庭」という現実。
極論、庭にお金をかけたほうがコスパがいいんではないかとさえ最近思う。
庭キャンプを前提とした住まい作りはとても優雅で散らかっている家の中に知人を招待するのはちょっと気がひけるけど、外で焚き火をしながらなんて随分贅沢じゃあないか。
実際、どこかお店で食べるよりも好みの酒やおつまみをテイクアウトすればいいのだから、低予算でいける。
随分私見を述べてしまったが、この僕自身もリモート中心の仕事になって、庭、建物の外での時間が増えたのでそのように実感している。
家を建ててから10年が経過するこの僕がそういうのだから間違いない。
そもそも、僕は家にほとんどいない。
地元にいても近場の温泉施設に入り浸って仕事している。
今にして思う。
家じゃなくて庭にお金をかけておけばよかった、と。
だいたい家にいても、「寝る」「マッサージチェアに座る」以外のことをしていないのだ。
蛇足が長引いたが、それでは施工開始。
なんともプロ級のお手並みじゃあないか。
犬走と呼ばれる狭隘部は舗装をしておかないと雑草が生えてくる。
狭いところで草取りはまあ単なる拷問だ。
防草シート+砕石敷きなんてのが一般だが、それでもしばらく経つと生えてくるのが雑草なのだ。
夫婦喧嘩の火種にもなる。
⚫︎参考記事: 【青森】「《防草シート》《砕石敷き》に代わる犬走・サービスヤード舗装の新しい常識」石岡ブロック・昭和石材興業
「防草シートやってんだから雑草なんか生えてこないよ!」
そう主張されるようなら数分かけてググってみるとよい。
すぐに出てくる、防草シートを施工してんのに生えてくる雑草の逞しい姿が。
ドライテックにしておけば、「コンクリで埋めちまえ!」と同様の性能が発揮されるばかりじゃない。
「地球に蓋しない」からつまり水がたまらない、排水を考えなくてもいい。
これからの時代の犬走(サービスヤード)の定番はドライテックになると断言しておこう。
続いて駐車場舗装部分へ。
見事な平坦性が確保されている。
なんとも素晴らしい腕前じゃあないか。
いでたちも完璧。
プロ施工者と写真からは全く違いがわからない汗。
最近の素人は本当にすごい。
施工After。
えっ。
これ、本当に、素人さんの仕事ですか。
42m2の犬走・駐車場舗装を4名で3時間で完成させる。
そのスピード感も素人のそれではないのですが汗。
庭コンに登録してお庭の仕事を請け負いませんか笑。
そんなことをついつい思ってしまうほどの出来栄えには感心するばかりだ。
昨晩オリンピック見てた時くらい、みまパンチが炸裂した時くらい、感動した。
どうにも施工業者が見つからなかったら、DIYってのもあり
まだまだ普及拡大の過程にある透水性コンクリートドライテックに対しての市場の反応はまちまち。
従来の考え方を踏襲しがちな旧来の工事店なんかは結局「土間コンで」と施主の希望を無視しがち。
製造も、「なんか練ったことない聞いたことない製品は面倒臭い」と敬遠しがち。
(16年間ありとあらゆる情報発信をしてるし、実際セメント新聞とかコンクリート新聞なんかでも何度となく取り上げられているわけだから、「知らない」時点で怠慢としか言いようがないのだが)
無理やりそんな施工業者とかにお願いするよりも、今回の現場見ててつくづく思った。
自分でやっちゃった方が話が早い笑。
あるいは、生コンポータル(庭コン)に連絡をください。
ちゃんとした施工業者さんをご紹介もしているし、あとだしじゃんけんワークスと言って、ダサくて高い見積もりに悩まされているお施主さんに無料で相見積もりを提供している。
カウンターを当てるだけのサービスだから早いし気軽だしお施主さんにも好評だ。
中には100万円単位で見積書が変化したなんて例もあるくらいだ。
⚫︎参考記事: 「庭コンに《見積書》《プラン》をご提示ください。《無料》で診断・相見積もりを致します」後出しジャンケンワークス
それにしても、DIYerってすごい。
ドライテックが安いことを知っている。
安くするための努力を怠らない。
こともなげにDIYしてるかのように思われるかもしれないが、事前に動画やブログで相当熱心に研究されたはずだ。
比較計算すればわかるけど、ホームセンターとかで自分で材料を買ってきて作る土間コンよりも材料費が安いのだ。
仮に生コン工場から届くドライテックが40,000円/m3だったとして、密度が1.95で計算すると20円/kgで買える乾燥生コンがあるなら教えてくれ。
断然安いのだ。
圧倒的だ。
そこのところをきちんと調べ尽くして理解した上でこの人たちは施工をしているのだ。
ろくすっぽ調べもせず「とにかく安くしてちょうだい」みたいな問い合わせは基本無視しようと思う笑。
うちはディスカウント屋ではない。
消費者は消費者らしくきちんと業者と向き合うか、あるいはそれなりの時間を割いて調査すべきだと思う。
それにしてもお見事な腕前に朝からうっとりいたしました。
最近の素人さんは本当にすごい。
宮本充也