2020/03/18
【埼玉】「この姿勢がポンコツ施工者か優良施工者の明暗を分ける」水勾配・排水

埼玉県さいたま市。以前渋谷建材の透水性コンクリート施工見学会にお施主さんと一緒に参加された庭屋 草人木(そうじんぼく)宇田川代表。現場が「水勾配がとれない、排水もない」ため、採用となる。
製造:渋谷建材、施工:庭屋 草人木(30m2、100mm厚、4名、1時間、庭コン登録)
施工は初心者でもできる透水性コンクリート「大切なこと」
施工Before。
排水もなく、水勾配もつくれない。
造園・エクステリア関係者ならだれもが悩む「水はけ」の問題を軽やかに解決する透水性コンクリートの最大の問題は「知られていないこと」。
「知られていないことは存在していないのと同じ」
この5ヶ年に及ぶ情報発信活動で切実に感じてきたこと。
毎日ブログ3本以上更新のほかに、ほぼ毎日日本のどこかで透水性コンクリートの施工見学会やセミナーを開催している。
⚫︎「あなたがお施主さんだったら見学会参加を施工者さんに勧めてみよう」優良施工者の見分け方
草人木の宇田川代表も見学会の参加者。
その節はお施主さんと同行でご参加いただいたそうだ。
そしてやっぱり「水はけ」というワードが問題となり今回採用に至る。
施工開始。
毎度毎度の説明だけど、施工方法は至って簡単。
⚫︎敷設
⚫︎均し
⚫︎転圧
の単純作業の繰り返しだから初心者やDIYにも対応できる施工性。
見学会に参加されるような積極的なプロ施工者なら朝飯前。
最初から超1級の仕上がりになる。
施工After。
初めての施工ながらもたった1時間で完成。
30m2を3人で。
大切なことは「できるできない」ではなく「やるかやらないか」
優良施工者は必ずアクションを起こす。
このところ強く感じている。
悪いけど透水性コンクリートの施工はプロじゃなくても素人(DIY)でもできる。
そのくらい簡単なことだ。
なのに後を絶たない「めんどくさいから施工したくないだけ」の施工者たち。
たとえ施主が希望したとしても「やったことないからできません」と簡単に断ってしまう。
ろくに調べようともせず「変なことに巻き込まれたくない」という姿勢を隠さない。
一方、今回施工された草人木の宇田川さんのように「とりあえず見学会に行ってみる」という施工者の方々もいらっしゃる。
「とにかくやってみる」
この姿勢がポンコツ施工者か優良施工者の明暗を分ける。
できる、できないではないのだ。
できるできないだけで言えば「誰だってできる」。
要は、「やるかやらないか」だけ。
ちょっとした違いのようだけどここにはとても大きな違いがある。
生コンポータルでは妙な代理店制度を展開する気は毛頭ない。
特定の施工者や製造者だけに材料供給をクローズして利益を保全するようなシステムが建設業界の随所に散見できる。
このシステムは特定のサプライヤーと施工者に利益をもたらす。
中には契約金のようなものまで要求するあこぎな代理店制度もあるようだ。
生コンポータルでは透水性コンクリート(ドライテック)を将来の土間コンの標準だと考えている。
土間コンの代名詞になると信じている。
だから、特定の施工者や製造者を儲けさせるようなちんけなビジネスは考えていない。
そもそも今回もわかるように「やる人はやるし、やらない人は永遠にやらない」。
だから、やらない人たちにせっせとアピールするつもりもない。
自分たちが信じているかちに共感してくれる方々と建設・エクステリアの常識を変えていくだけ。
嬉しことにこのところ加速してきた共感の輪の広がりに僕たちは手応えを感じている。
講釈たれずに「やる」人たちと僕たちは世界を変えていきたい。
透水性コンクリートは水はけの問題はもちろん、ゲリラ豪雨や冠水被害の軽減につながる。
もっと言えば、降雨は舗装に遮られることなく地下水系に還元され樹木は実り湧水は蘇る。
自然と人が調和する世界を創り出す。
そんな理想を実現するのも「できるできない」ではなく「やるかやらないか」が問題となる。
宮本充也