2020/04/14
【埼玉】「水勾配があると自転車が転んでしまう」バリアフリー・ノンスリップ・エクスショップ

埼玉県狭山市。花壇スペースを自転車置き場に。「なるべく費用をかけたく無い」ということで、花壇の中の土を20cmすきとり残土処分した上で、路盤100mm、透水性コンクリート100mmを施工。「水勾配があると自転車が転んでしまう」ので真っ平らに仕上げた。
製造:渋谷建材、施工:エクスショップ。
勾配(こうばい)があると自転車が転んでしまう
施工Before。
元々花壇だったところを駐輪スペースとして活用したいということでお問い合わせがエクスショップに入る。
ただし、それほど広いわけではない駐輪スペース。
通常の土間コンだと水勾配といって水たまりをさけるための傾斜をつける必要がある。
そうなると、自転車を置く向きによっては「倒れてしまう」懸念が残る。
そのため、水勾配のいらない、水たまりのない土間コンクリート。
透水性コンクリートの出番。
こうした問い合わせは結構多い。
⚫︎参考記事: 【神奈川】「バイク置き場が斜めなのと平らなのどっちがいい?」水はけ・水勾配・エクスショップ
まず最初に花壇の土を撤去(すきとり)し残土を処分する。
路盤と透水性コンクリートそれぞれ100mmの厚みを確保する必要があるため、全部で200mm掘削することになる。
すきとり、残土処分の後、路盤(100mm)が施工された様子。
残された100mmに透水性コンクリートが施工される。
全体の流れは動画で詳しく説明されている。
施工After。
完璧真っ平らな土間コンとなるため、どんな向きに置いても転倒の懸念は無い。
雨が降っても水浸しになるようなこともない。
もちろん、花壇のころのように草が生えてくるなんてこともない。
草むしりから永久に解放される。
だけじゃない!「バリアフリー」「ノンスリップ」という透水性コンクリートの付加価値
老人ホームやこども園での採用も多い。
それは、
⚫︎防草(雑草対策)
⚫︎水はけ
といった元々の透水性コンクリートの性能に加えて、
⚫︎バリアフリー
⚫︎ノンスリップ
という意外な性能が評価されてのこと。
「水はけのための水勾配(スロープ)がいらない」はそのまま歩きやすい舗装を意味する。
さらに、
「水を通すためにコンクリート表面が粗面」
ぱっとみ「ゴツゴツ」だがきちんとフラットな透水性コンクリート。
そのことで、ノンスリップ効果が副次的に得られる。
さらに、水を通すとういことはコンクリート表面に滞水しないことを意味するため、
⚫︎コケ
⚫︎カビ
の生育が抑えられる。
施工後1年経過した建物北側の土間コンクリート(奥)と透水性コンクリート(手前)。
見てわかる通り土間コンは1年と経たずしてコケが生育し始めているが、手前の透水性コンクリートはまったく苔が生えていない。
⚫︎参考記事: お施主様訪問「1年後も10年後も笑顔で招待されるような製品を届けたい」
今回は「水勾配があると自転車が転んでしまう」というお悩みにソリューションを提供することができた。
他にもあるあるソリューション群。
詳しくは施工事例紹介(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/)で星の数ほどチェックすることができる。
あらゆる地面を透水性コンクリート舗装にすることで、
雨水は舗装や排水設備に遮られることなく地面に浸透する。
樹木や草花の根系に水や酸素を届け老木に新芽が芽吹く。
枯れていた地下水系は豊かに潤い井戸水や湧水が蘇る。
透水性コンクリートは自然と人が調和する世界を具現化することのできるコンクリートテック。
ネットエクステリア販売最大手のエクスショップと生コンポータルはこうした技術の普及に努めています。
宮本充也