2020/06/28
「特約店じゃないと材料を購入できないんですか?」施工者からの質問

昨日寄せられた問い合わせ「特約店じゃないと材料を購入できないんですか?」。生コンポータルや生コン工場が見通すのは「土間コンと言ったら透水性コンクリート」という未来。誰でも買えます、どこでも買えます、どんな生コン工場だって作れます。
透水性コンクリート「代理店・特約店制度なんかやってません」
ほんのちょっとした舗装でも容積0.5m3(面積4m2)から透水性コンクリートは届けられる(京都)。
(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1186.html)
一般の方(DIYer)でも気軽に注文してもらっている(千葉)。
(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy_47.html)
関東など一部地域ではもはや普通の生コンのように注文され施工されている(静岡)。
(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1168.html)
代理店・特約店制度なんてそもそも顧客を馬鹿にしている
僕たち生コンポータルが透水性コンクリートを始めるようになってから15年の歳月が経とうとしている。
多くの出会いがあった。
いろんな舗装材料や製品を見聞した。
その中によくある代理店制度というシステム。
一部の人たちだけで特定の製品を流通させる閉ざされた仕組み。
メーカーがまるで鵜飼のように「下流」にいる会社や個人をアゴで使う。
ノルマを課す。
見込みの報告を要求する。
数字が上がらない代理店はペナルティ。
価値が作られた場所から顧客に届くまでに複数の階層が存在する。
「お客様は神様」ではなかったのか?
その構造から考えればお客様は底辺になっている。
馬鹿にするのもいい加減にしろ、である。
市場と顧客にものが届くためには階層はなるべく少ないほうがいい。
インターネットという前提がない時代に生まれた流通構造は確かに高度経済成長下では役割があり機能していたのかも知れない。
ただ、積み上げられてしまった複数の階層はインターネットの現代もはや余計なコストがかかる阻害要因でしかない。
未だに補修材料や舗装材料、その他建設資材に関する数多くの製品は代理店制度をとっている。
まるでネズミ講やネットワークビジネスみたいだなと思う。
僕たちが作って販売している製品はそんなチンケなものじゃない。
地面、舗装の当たり前になる製品という自負がある。
土間コンと言ったら透水性コンクリート。
ものづくりの辺境にいる生コン工場や施工者らが自らの手で主体的に生み出した価値。
余計な階層構造でその価値を減衰させてしまってはならない。
なるべくダイレクトに顧客にその価値を届けなければならない。
「代理店・特約店制度なんかやってません」
透水性コンクリートの価値が一人歩きを始めるといい話も多くなるけど誤解や雑音の類もそれだけ大きくなる。
僕たちの透水性コンクリート「ドライテック」はその気持ちさえあればいかなる一般の方、施工者だって気軽に手に取ることができるし、いかなる生コン製造者だって製造することができる。
役割は誰かに与えられるものじゃなく自分で作るもの。
閉じられた流通ではない。
そのことを知ってもらうために、生コンポータルの情報発信は今日も続く。
宮本充也