2020/12/15
【静岡】「一輪車、生コンよりも全然軽い」「墓地の排水、雑草対策」朝倉建設

静岡県伊豆の国市。墓地舗装整備(排水、雑草対策)に透水性コンクリート《ドライテック》採用。「一輪車での小運搬も生コンより全然軽いから山盛りで良いね!」。0.5m3(およそ4m2分)余ったため、墓までの道にはサービスとして舗装。(えりこさん報告)。
朝倉建設(2m3/16m2、100mm厚、3名、1時間20分)。
一輪車、生コンよりも全然軽い
施工Before。
現場は墓地。
これ、結構テッパンの採用理由。
「ご先祖さまの頭上にコンクリートで蓋してしまったら呼吸ができないようで忍びない」
信心深いお施主さんの中にはこうしたニーズは少なくない。
⚫︎参考記事:【静岡】「ご先祖様が息してるからコンクリで蓋してはダメだ」「草刈りの時にカマで手を怪我してしまった」墓地・舗装
さらに、そのままにしておけば例年の草むしりとなる。
若いうちはいいけれど、歳を重ねると屈んで鎌を使って除草するのは重労働。
「カマで手を切ってしまった」なんて事故のリスクにもなる。
通常の舗装であれば排水に苦慮するところだろう。
そんな時、透水性コンクリートが役に立つ、ってことは静岡県伊豆の国市では常識になっている。
何せ、生今ポータル運営の長岡生コンクリートではここ15年の歴史の中で地元取引先施工者にせっせとその価値をお伝えしてきた。
今回の朝倉建設さんのようにほぼほぼその価値は知られている。
施工そのものは以前の現場の手伝いで習得していたこともあり難なく進む。
さすがは地元の横の繋がり。
この横のつながりはいいことも悪いことも瞬時に濃い間柄で共有されてしまう。
そして、そんなローカルでこうしてソリューション(問題解決策)として認知されているということはその価値が本物であるということが知れる。
そしてここで朝倉建設さんの名言「一輪車、生コンよりも全然軽い」が出る。
現場に立ち会っていたえりこさんとも親しい間柄であり、「施工どう?」と聞くとそんな実感のこもったコメントが得られた。
施工After。
雑草・排水対策が同時に完成。
しかも!
「材料が余ったので、サービスで歩道に舗装しましょう」なんてその時決まってその場で施工。
これ、通常の土間コンクリートでは「絶対に」あり得ないことだ。
⚫︎参考記事:【富山】「どんなに小さくても土間コンは土間コン。この時期2人で4〜5時間ボーっとしてなきゃいけないんだよ」あづまコンクリート工業
ドライテックなら、ざ〜っとばら撒いて、その上を振動プレートで締め固めれば完成。
従来の土間コンクリートのようにブリーディングがひいて(乾いて)から金鏝で何回も擦ることで4〜5時間かかったりしない。
そんなじゃ、いくら余っても「サービスで舗装しましょう」なんて気分にはならない。
これぞ、ドライテックの強み!
普及を加速させるのは誰よりも施工者を納得させることが鍵。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
つまり、伝えたいことはこれだ。
施工者に見学会にお立ち寄りいただいたり、オンラインセミナーを受講してもらった場合に伝えたいこと。
その施工性、その価値を理解してもらえれば、「なるほど、ドライテックでいいじゃん」てことになる。
ていうよりも、ドライテックの方がいいじゃん、か。
どれほどお施主さんや製造者に人気になっても、施工者が首を縦に振らねばドライテックは普及しない。
このことを嫌というほど知っている。
だから、少々挑発的な表現を用いて施工者に訴求するようにしている。
もう、静岡県伊豆の国市ではドライテックは適切に理解されている。
今や関東圏など伊豆の国市エリアと同様その理解が浸透している地域も少なくない。
それは、徐々に、広がっている。
インターネットの時代、その広がりは決して遅くは無いだろう。
一層加速させ、より多くの施工者に理解をしてもらい、もってこの価値が適切に市場と顧客に浸透するよう努力することが生コンポータルの使命だ。
僕の地元伊豆の国市や、その他いくつかのエリアの常識を、インターネットと企業間連携を通じて全国・全世界に拡散することが僕たちの使命だ。
宮本充也