2021/04/17
【匿名】「人工芝の下地に土間コンクリートを施工したが水たまりができてしまった」

人工芝の下地に土間コンクリートを施工したが水たまりができてしまった(集水桝に水が入らない)ので下地に透水性コンクリートで施工し直した。下地にコンクリートを打設すると桝の天端にあわせなければならないので桝の天端より人工芝が上がってしまう。
製造・施工:匿名(クレーム対応工事だったため)
土間コンは水通さない
⚫︎参考記事: 「人工芝って実際のところどうなの?」
雨の日水浸しの人工芝。
雨上がりも、なかなか水が引かない。
プール状態。
実際、人工芝には無数の穴が穿たれているため、芝(シート状)そのものは水を通す。
下地を路盤にしておくと踏圧(あるいは輪荷重)がかかるとすぐに凸凹になっちゃう。
ゴルフの練習にせっかく整備したのに、凸凹になっちゃったらそれもうまくない。
それなら下地を土間コンにしよう。
これって、結構な頻度で採用されている。
ただ、土間コンになると今度は水はけが問題となる。
クレーム対応じゃなくて、最初から下地をドライテックにしよう
今回は残念ながらクレームの火消しとして活躍することになった。
水はたまらないけど、人工芝だから目に優しい。
コラボ。
ドライテックはいろんなエクステリア資材と相性がいい。
⚫︎参考記事: お施主様訪問「1年後も10年後も笑顔で招待されるような製品を届けたい」
これなんかすごいアイディアだと思った。
駐車場になるウッドデッキ。
車がない時はその上でくつろげる駐車場。
下地にドライテック。
コンクリートの強度を持っている、空洞。
水も空気も流通する。
地球に蓋しない。
本来は人工じゃなくて天然芝にしたい。
それはもっともだが、現実はメンテナンスなどで諦めざるを得ない。
ただでさえ人工。
その下もコンクリートで蓋してしまったら、なんだか申し訳ないような気になるのは僕だけだろうか。
もちろん、ドライテックだって人工物。
それでも、底流にある哲学は自然と人が調和する世界を具現化するプロダクト。
天然芝にしたい。
でも、利便性を考えると諦めざるを得ない。
それなら、ドライテックが下地を支える。
水はたまらない。
ようやく舗装の標準になりつつあるドライテック、実は主役ではなく脇役もできる。
名脇役ドライテック。
あらゆる領域をカバーすることで世界の地面は再生する。
宮本充也