2021/04/28
「カーテンゲートの舗装を兼ねた基礎としてドライテックは適応できるのか?」エクスショップ・TOKO #2

前回の基礎コンクリートとしてのドライテック実験に続き、アンカーボルトによる固定を標準とするフラットベースタイプのカーゲート基礎は風圧に対しての所用の強度をきちんと満たしているのか。「カーテンゲートの舗装を兼ねた基礎としてドライテックは適応できるのか?」 #2
フラットベースタイプもOK
⚫︎参考記事: 「カーテンゲートの舗装を兼ねた基礎としてドライテックは適応できるのか?」エクスショップ・TOKO
前回はドライテックをカーテンゲートの柱基礎として適応した場合に所用の性能が期待できるかを確認する実験だった。
今度は、フラットベース基礎。
ベース治具を舗装コンクリートにアンカー固定するタイプでの耐風圧試験となる。
前回同様、錘(おもり)でゲートを引っ張ることで風圧を再現する実験。
しかも今回の実験に供されるカーテンゲートはハンガー(吊り)タイプでタイヤレールがついていないタイプ。
それだけタイヤタイプに比べて安定も小さいはずだ。
錘を下ろしたら実験開始。
すごいかしいでる笑。
相当の風圧が再現されている。
あんな薄っぺらなベースプレートで耐えられるのか。
実験終了。
ドライテックに固定されたフラットベースは風速34mもの風圧になんと5分間も楽勝で持ち堪えることができた。
以上で、ドライテックは舗装を兼ねた基礎として十分な性能を有していることが確認された。
土間コンと違って水勾配を気にする必要が無い。
今後、この性能は多くのエクステリアシーンに見出され、カーテンゲートとドライテックのセットは世界の景色を変えていくことになる。
それにしても、メーカーの試験場で実験を行ったこの実績は非常に大きい。
「大丈夫なの?」
という新しいものに対してすぐさま抵抗を示すすべての人たちに「大丈夫ですよ。ほら、TOKOさんでの実験でも証明されてますから」と提示できるようになるからだ。
ドライテックに固定されるアンカーは土間コンよりも強度が高い
⚫︎参考記事: 《衝撃》「アンカーの引き抜き強度は何故普通コンクリートよりもドライテックの方が大きいのか?」TOKO・エクスショップ
フラットベースタイプで懸念されたのが、アンカーボルトの引っ張り抵抗力。
土間コンと違ってドライテックのようにスカスカなコンクリートの場合「簡単に抜けちゃうんじゃない?」という不安。
実は、その懸念は別の実験で杞憂となっていた。
なんと、ドライテックの方が固定強度が高いのだ!
土間コンに固定されたフラットベースより、ドライテックに固定されたフラットベースの強度の方が大きいのだ!
舗装、地面の常識が変わる。
まずは、エクステリアという身近な分野の舗装、地面の常識を変える。
全てのエクステリア資材の足元を支える舗装がこれまでの土間コンからポーラスコンクリート舗装にシフトする。
土台が変わる。
インフラが変わる。
ルールが変わる。
そうなれば、変わるべきは、現在のエクステリア資材の仕様となるだろう。
インフラが変わるということはそれだけのインパクトを意味することになる。
あらゆる観点から評価されその性能は今回のようにきちんと立証されてきた。
いよいよエクステリアの標準としてポーラスコンクリート(ドライテック)が頭角を表してきた。
これから何が起きるか今からワクワクしている。
多くのエクステリア資材とのコラボレーションのさきに世界の景色が変化するのが今から楽しみでならない。
宮本充也