2021/05/25
【北海道】「土間コン三角地帯のひび割れ対策」「クラックがわからない」大世紀生コン・タケザワウォール

北海道札幌市北区。施主がドライテックのホームページで調べ尽くした上でタケザワウォールに依頼。デザイン的に土間コンの場合三角地帯はクラックの可能性が高いがドライテックはクラックがわからない(目立たない)ので提案。
製造:大世紀生コン、施工:タケザワウォール(担当:竹澤晴也、70m2、100mm厚、4名、2時間半)
三角地帯のクラック
施工After。
タケザワウォール竹澤さんからの共有。
以下は、同社のInstagramアカウント。
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僕が思う外構は #機能的 であり
#施工品質 が良好
これに尽きるっす。
(https://www.instagram.com/p/CPM-jlMDclD/)
写真を一瞥するだけでその格の違いを思い知らされる。
同社は札幌(および近郊)エリアで3年でドライテックだけでも数十現場の施工実績を誇り圧倒的な存在感を誇っている。
⚫︎参考記事:【北海道】「ドライテック施工件数は2年で33件」施工者インタビュー #1(タケザワウォール)
「機能的で、施工品質が良好」
そのお眼鏡にかない頻繁にご採用いただいている。
今回はその理由に加えて、「土間コンの場合三角地帯はクラックの可能性が高いがドライテックはクラックがわからない」という点が評価された。
土間コンの三角地帯とは
⚫︎参考記事:「コンクリートはひび割れるんです。だって動いてるから」(下を向いて歩こう#8・上野)
街中を歩いてたり、滅多にないけどコンクリートの駐車場を利用した場合、端部(角になってるとこ)を観察してみると結構見つかる。
この写真は目地と言ってコンクリートの収縮ひび割れを抑制するために設置された溝の部分が角となっており、その部分が車の果汁などにより三角形に縁が切れている(ひび割れができた)様子。
土間コンを計画する場合、設計者はまずはこの現象に留意する。
目地だけじゃない。
主に排水上の理由でスリットが設置されるケースがある。
(出典:スリット溝とは)
その場合、スリットが増えれば増えるだけ、この「割れやすい」三角地帯が発生することになる。
普段の駐車場としての利用でこの部分を避けるように車を乗り入れるわけもなく、勢いこの部分はひび割れが不可避。
ドライテックのトップページ(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/)でも従来の土間コンと比べた性能として「クラックが目立たない」というのを謳ってある。
タケザワウォールさんから共有いただいた写真でもわかるようにドライテックは水を通すために空隙を多数有している。
表面の見た目は土間コンの平滑なそれと違ってゴツゴツしている。
以前はこのゴツゴツした見た目を問題視する方もいらしたが、このところは「味があって素敵」という声も多く寄せられている。
実際、この写真を僕もパッと見て、「なんて素敵なんだろう」と惚れ惚れしてしまったくらいだ笑。
そもそもがドライテックは水を吸い込むので排水はそれほど考えなくていい。
スリットも要らない。
排水設備も設置しないでいいくらいだ。
それでも、アクセントというか、スリットの人気は根強い。
今回の現場もそうだが玉石など化粧じゃりを配置したり玉竜を植栽したりすることで見た目のアクセントとする表現はドライテックの場合でも採用されている。
排水という機能ではなく、見た目という意匠が決め手となる。
これまでドライテックは「ゴツゴツした見た目」で意匠的にどうかという声を寄せられていたが、三角地帯のひび割れが見えない、目立たない、ということで考えれば、土間コンに比べて意匠に関しても問題がないのではないか。
今回の採用理由にもある。
「ドライテックのホームページで調べ尽くした」
このところのお施主さんはずいぶん熱心に事前に調査をされる。
それを支える各種ツール(SNS、YouTube、HP)などもずいぶん充実してきている。
その世界で、「今日も、明日も、引き続き変わり映えのしない土間コン?」。
そんなんでは置いてけぼりになると思うんだけど、まあ、それぞれの考え方だし、僕は僕で僕のできることに引き続き集中しよう。
僕のできることってのは引き続き情報発信をして、なるべくドライテックを検討する上で「選べる」世界を作ること。
つまり、なるべく多くの施工者が当たり前のように、土間コンのようにドライテックを施工できるようにすること。
そのために、今日もブログを3本、YouTubeへの動画UP、オンラインセミナー、単純で派手ではない地道なルーティーンをこなしていく。
宮本充也