2018/07/26
「でも、伊藤さんには勝ちました」 エクステリア・土間コン・見学会

他人様のことを「ぽんこつ」なんて呼んではいけない、
そのくらいのこと僕だって知っている。
自分が「ぽんこつ」と呼ばれたらどう思うか?
決して気分良くはないだろう。
普通はそうだ。
だから人は努力する。
「ぽんこつ」
と呼ばれないよう。
努力するから社会が良くなっていく。
生コンブログの始まりである。
今日は当社長岡生コンで透水性コンクリートの施工体験会を開催した。
写真は製造前座学でドライテックの説明をしているところ。
「夕方から打てる土間コン」
やっぱりとても高い関心を寄せてもらえた。
主催はドライテックのゆるキャラこと「まさつ」
今日の日のために準備を頑張ったという。
製造を生コンプラントでご見学いただく。
画面中央はドライテックのゆるキャラ「まさつ」。
必死に結合剤「F剤(フッコー)」の効果について説明する。
そして、打設現場での見学会に移る。
見学会では実際に施工機械を用いて体験いただくことができる。
「アスファルトと一緒だね」
「楽だね」
やっぱり、実際の目で見て手で触る、が一番わかるのだろう。
百聞は一見に如かず
また、打設風景を見ていてお気づきだろうか?
みんな普通の靴
で施工している。
そう、生コンと違って仕上げ後仕上げ面にも乗れるくらいで、
生コンの中に靴が埋まることがない。
長靴じゃなくても施工できる。
さらに、材料が生コンぽくないから、
ちょっと専門的な話になるけど、
すみが消えることがない
から、施工中天端の高さを確認しやすい。
という効用が指摘された。
指摘してくれたのは長岡生コンの期待の新星二見さん。
(※墨 → 舗装厚・高さの目安としてあらかじめ型枠などに打っておく線)
本日も多数のご意見やご評価をいただき、
「夕方から打てる土間コン?! 透水性コンクリート施工体験会 in 伊豆の国・長岡生コン」
も無事幕を閉じることができた。
ただ、今回、地元伊豆の国開催ってこともあったので、
「もう少しお客さん大勢来ると思ったけど、10人ちょっとでしたね」
と素直な他意のない意見を帰りの車中でこぼすと、
「でも、伊藤さんには勝ちました」
まさつがつぶやいたこの一言がおそらく彼の本音だったのだろう。
地元で主催を張るというプレッシャー。
きっとまさつさんの中で相当なものだったのだろう。
少なければ少ないで僕からぎゃあぎゃあ言われることが明白。
そんなプレッシャーの中彼は必死に集客をしたのだろう。
「ぽんこつとは呼ばせない」
彼の覚悟だったのかもしれない。
※以前伊藤商店の伊藤さんは見学会開催の主催をした際に、「参加人数0名」という偉業を成し遂げたことがある。日本の主要都市名古屋を抱える同地区で、彼は見事に「誰も来ない見学会」を達成したのだった。その模様はブログ「ポンコツの愛称でおなじみの」に詳しい。
「でも、伊藤さんには勝ちました」
ぽんこつと呼ばれたくない。
だから、人は努力する。
そして、社会はよりよくなっていく。
その連続なのかもしれない。
僕は決して参加人数が少ないことをとがめたわけではない。
ただ、地元伊豆の国市開催なのに意外だなと思っただけ。
だからこその発言に対してまさつはその後も、
「もう、何年もやっている見学会だから誰も来ないと思ったのに、あれだけ来てすごいですよ」
「だってみんな知ってるはずですもんね。それでも来るんだから」
その後、誰も頼んでいない言い訳を長々と聞かされることになった。
いずれにしても、十数名の方たちに忙しい中足を運んでいただき、
伊豆の国市での施工見学会は無事幕を閉じた。
明日は富山。
先週の時点で20を超える参加者の反応と、
その後も続々と参加申し込みがやまないという。
きっとこのこともまさつのプレッシャーの要因だったのかもしれない。
まさつがプレッシャーを感じようと感じまいと、
透水性コンクリート「ドライテック」普及の旅は、
これからも日本全国に及んでいくことになる。
日本中の水たまりを消しに行く。
その日まで。