2021/12/23
「今度は7t車の乗り入れ汗。さらにぶっ込まれるテスト用造粒ポーラスコンクリートの試練」宮垣建設

僕の友人はどうやらどSが多いようだ。テスト用だっつーのに、中2日で車両を乗せたり、今度はさっきのブログを書いてる最中に同じく宮垣くんから「7t車乗せてみたよ」とぶっ込みレポートが寄せられた。なんなんだ一体。さて、どうなった造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
一般住宅駐車場では乗り入れない7t車の荷重
⚫︎参考記事: 「テスト用造粒ポーラスコンクリートに車両を乗せてタイヤを捻ってみた」
それこそ、つい先ほど、造粒ポーラスコンクリートに車両(普通のセダン)を乗せてタイヤでグリグリやったっていう現場共有記事を書いていた最中に、やってくれちゃいました。
宮垣建設宮垣さんは僕の高校からの友人でなかなかSっ毛たっぷりな人物。
先日などは中2日で車両乗り入れて事後報告。
彼の愛車ジムニー。
そもそも、駐車場など高性能用途は長年の歴史ある分野ポーラスコンクリートに委ね、生まれたての造粒ポーラスコンクリートに関しては雑草・ぬかるみ・排水対策のみを期待するプロダクトとして進めよう。
だから、その範囲で少しずつその性能については明らかにしていこう。
急がないで。
って思っていたのに、次から次へと宮垣さんはぶっ込んでくれちゃう。
なんと、乗せちゃったよ、7t車。
聞いてねえし笑。
で、After写真。
なんともなっていない汗。
以下は、現場の宮垣さんからの共有。
今、7トン車試しに乗ってもらったんですけど、平面何でもないですね、角は処理してないので、タイヤ二重のところが欠ける感じですけど。
なんとライブ感満載なブログに仕上がってしまっちゃうのだろう。
ついさっき、タイヤでグリグリしていたブログで、今度は7t車が乗り入れちゃって、その映像が直ちに公開されちゃっているのだから。
おもろいな、生コンポータル、である。
一般住宅に乗り入れる車両の重量ってどんなもんなのだろう?
(引用:https://www.webcg.net/articles/-/8265)
車にほとんど興味を持たないこの僕の知る限りだから違うのかもしれないが、ハマーが一番重いのではないか。
で、ググって調べてみたところ、重量は3,091-3,684kgだそうだ。
まあ、せいぜい4t弱。
だから、7tが乗り入れるってことは一般住宅ではまずあり得ない現象だと知れる。
ちなみに僕の社用車(なんて名前かわからんのでわざわざ外に出て確認)はフィールダーという車のようだ。
知らんかった。
そもそも、自分のナンバープレートの番号も覚えてないくらい興味がない。
まあ、念のため、ナンバーはぼかすけど。
で、重量をググってみたら1,100 ~ 1,180 kgということだった。
まあ、ファミリーカーとかでもせいぜい2t弱のようだし(お隣さんとばったり遭遇し世間話の際に伺った)、まず7tの荷重がかかるということは一般住宅では考えにくい。
結果として友人のいたずら心というかドS悪ふざけにより造粒ポーラスコンクリートでも全然駐車場に使えちゃうということが知れてしまった汗。
(あくまで強度という意味であって、耐久性については今後の検証に委ねられる)
ただ、無論、生コンポータルとしてはブランド名「オワコン」については引き続き施工者に対して(あるいは消費者向けの情報発信として)、雑草・ぬかるみ・排水を原則とした提案を続ける予定だ。
プロ製造者として、まだまだ諸物性が明らかになっていないオワコンについて舗装や駐車場といった不特定多数の荷重や衝撃がかかる場所に対して、自信を持った提案はできないし、避けたい。
造粒ポーラスコンクリートを別のブランド名やあるいは学術研究の対象として取り扱うのであればそんな人々に委ねられるべきだと思っている。
それでもオワコンを駐車場に使うんだと譲らない消費者、あるいは施工者に対しては当社生コンポータルとしては一切その期待される性能に関して責任は負わないのであらかじめご承知おきください。
それにしても日々次々と新しいことが起きる。
この変化を僕たちがコントロールしたり予想しようとしたりする行為ってそれこそ無駄なんじゃないか。
川の流れで石ころがコロコロあちこちに転がったり、削れたり、丸くなったり、割れたり。
生態系で起きている変化というやつを予測と統制という考え方で捉えようってのが土台無理なんだと思う。
だから僕はこれからも自分以外の他人に対しては何かをお願いしたり強制したり注文をつけたりすることを差し控えたい。
あくまで他人は他人であって、その他人がその人なりの考えで何を行おうとも、それは生態系の営みにおける「変化」であって、一個人である僕がそれに対してなんらかの関与をすることができない。
全ては生態系の循環に委ねられる。
(毎度、だんだん話が怪しくなってまいりましたが)
そもそも、「僕はこう思っている」というのはあくまで僕だけの話であって、僕が発信した何かが第三者にとってどのように映るかは僕自身に責任はない。
だから、一旦販売したオワコンが需要家(施主や施工者)にどのように用いられるかについては僕如きがどうこういうべき話ではない。
ただし、何度もしつこいようだが、オワコンに関しては絶対に何がなんだろうとも、僕(生コンポータル)としては雑草・ぬかるみ・排水対策のみを要求性能として展開していく。
しばらく各種物性や性能や曝露データを積み重ねて、「駐車場や舗装も行ける」ってなったら、別のブランドを立ち上げ展開することになるだろう。
ただし、それはラストワンマイルを対象としている生コンポータルでは考えにくい話だけれど。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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