長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/06/08

《CPコンクリートキックオフ》「ポーラスコンクリートも残コン再利用も全部俺たちが10年前からやってたことじゃん」野島安広(三和建業)

《CPコンクリートキックオフ》「ポーラスコンクリートも残コン再利用も全部俺たちが10年前からやってたことじゃん」野島安広(三和建業)

昨日(2022/06/07)開催された「CPコンクリート合同会議(キックオフ)」にはRRCS関係者ら多くの参加者が見られた。カーボンプールコンクリート(脱炭素時代の新しいコンクリート)の在り方についての議論が深まるに従って隣に座っていた野島がワナワナと震え出す。「全部、俺たち10年前にやってたYO!」



10年間のプロジェクトキックオフ

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まず、RRCS代表理事・野口貴文先生から資源循環やカーボンニュートラルに関する世界的トレンドの解説があった。

グリーンカーボン(植物)、ブルーカーボン(海洋)、そしてホワイトカーボン(コンクリート)。

「水の次に流通する」と言われるコンクリートならではの規模感。

GI基金に採択されたカーボンプールコンクリートはいわば野口先生が提唱するホワイトカーボンの実践を世界に示す機会。

既往の技術に捉われない全く新しいコンクリートの在り方。

これまでの脱炭素コンクリートには類を見ない構造物建設時のCO2吸収固定

それが、カーボンプールコンクリートの特徴と力説する。

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続いて、電力中央研究所の山本研究員からのプレゼン。

⚫︎参考記事: 「禿同!! 無理してCO2固定化してんじゃねえぞヽ(*`Д´)ノゴルァ!!!」(月刊残コン Vol.57)

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こちらは明星大学中島洋行先生からのLCC(ライフサイクルコスト)とCPコンクリートの関係性についての概念解説。

ちなみにこの方僕とは旧知の間柄で、本件とは関係ないけど僕の大学時代の恩師の義理の息子さん。

日本で唯一のLCC会計の研究者として今回CPコンクリートのLCCの文脈で参画されている。

⚫︎参考記事: 「ポーラスコンクリート舗装の企業会計基準(LCC、減価償却)について」

ちょうど1年ちょっと前にRRCS事務局の藤井さんと引き合わせ本プロジェクトへの参画が協議されている。

また、このあと写真はないが国立環境研の藤井先生からはLCA(ライフサイクルアセスメント)とCPコンクリートに関する解説があった。

要諦はこれまで廃棄され、新たな資源を使ってプロダクトを製造していたフローを刷新し、未利用資源(つまり、残コン)を利用して作るあり方が求められているということ。

プレゼンを要約すれば、なるべくCO2の固定チャンスが大きい構造(例えばポーラス構造)で、なおかつ未利用資源「残コン」が重要であるということ。

熱心に説明を聞いていた僕だがはたと隣に座っている人物がワナワナ震え出していることに気づいた。



CPコンクリートは俺たち生コン工場に任せろ

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どん。

やにわに立ち上がり野口先生に食ってかかる(質問に答える)野島安広(三和建業)。

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どどん。

場外乱闘、マイクパフォーマンスを彷彿とさせる威風堂々たる野島安広(三和建業)。

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どどどーん!!

(引用:https://sanwa-namakon.com/greeting.html

写真は、10年以上前から低炭素コンクリートの実装を強調していた野島安広(三和建業)のコメント。


そう。

そうなのだ。

野島とは今は亡きGNNの黎明期より親しくしていた間柄だ。

そういえば、あの頃、もう何年前だ、解散宣言やってから3年経過して、その時確か7〜8年目だったような気がするから、10年以上前か。

あの当時から、僕たちの技術テーマは生コン工場における新市場としての「ポーラスコンクリート」そして、「残コン」だった。

だが、当時は一顧だにされなかった。

「時代が早すぎたのだ」(野島安広談)。

それが、10年以上の歳月が経過した今はどうだ。

名だたるお歴々が本テーマに関して参画し、これまで見向きもしなかったゼネコンや道路会社がわらわらと蝟集している(もちろん、その当時から目をかけてくれていたGC・道路会社もいます、ちゃんと汗)。

「山(時代)が動いた」(野島安広談)

隔世の感に堪えない。

そう、僕たちはいよいよ時代に求められようとしている。

満を辞してこのプロジェクトを牽引する側に立っている。

「カーボンプールコンクリートの実現は俺たちに任せろ」(野島安広談)

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※先日CTで紹介されたカーボンプールコンクリートの記事にも、コンソーシアム2つの特徴として「残コン」「コンクリート舗装」が取り上げられている。


というわけで始まりました。

野島安広率いる僕たち生コン屋さんがきちんと動かねば、このコンソーシアムは絵に描いた餅になります。

わかりましたか、主幹事会社の安藤ハザマさん、ちゃんと理解してますか。

昨日はほとんど発言なかったけど、みんな「大丈夫かな?」と思ってますよ。

ちなみに僕は大丈夫じゃねえなと思ってます。

気合い入れろよ。

雑な飲み会セッティングしてる場合じゃないっつの。

まあ、泣いても笑っても、このプロジェクトは10年継続する。

みんな頑張るんだろうね。

僕たち生コン工場は引き続き世の中に求められているだろうことや自分達が興味を持ってることに邁進します。

10年前も、国家予算がついた現代も、僕たちラストワンマイルの思いは変わりません。

やりたいことをやる。

自分で責任を取る。

それだけです。

ここから10年間は飽きないな。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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