長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2021/12/16

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《ドバッとおろすだけ》「造粒ポーラスコンクリートなら砂利とか砂のように施工ができる」

《ドバッとおろすだけ》「造粒ポーラスコンクリートなら砂利とか砂のように施工ができる」

雑草・ぬかるみなど家周り衛生環境保全のソリューションとして立ち上がった造粒ポーラスコンクリート「オワコン」の最強の強みは「乾かない」ということに尽きる。生コン車を待たせる必要はない。自分のペースで施工できる。



ドバッとおろすだけ

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造粒ポーラスコンクリート最大の強み「乾かない」

ローンチ後から破竹の勢いで実装が進んでいる造粒ポーラスコンクリート。

常に気をつけなければならないのは「専門家の近視眼」「思い込み」

ここ3ヶ月でつくづく新しい価値は従来の常識で測ろうとしてはならないと強く感じた。

造粒ポーラスコンクリート。

確かに、セメントや砂などが配合され、生コン工場で製造されているから、コンクリートだと思ってしまうのも無理はない。

そうなると従来の常識や考え方というものが幅を利かせてくる。

生コンとして捉えるとどうしても「生コン車で運ぶのが当然」となる。

で、生コン車で運んで現場に到着したら、「荷受人(施工者)の都合に合わせて生コン車のオペレーターは荷下ろしをするのが当然」とこうもなってくる。

作業人員が少なければ待ち時間も長くなる。

でも、相手はお客さんだし、「待つのが当たり前」とそれを無感動に受け入れてしまう。


はたと気づいたことなのだが、造粒ポーラスコンクリートはいわゆるセメントペーストに骨材が覆われている構造のポーラスコンクリートと違ってなかなか乾かない。

ポーラスコンクリートの場合「ドライアウト」という現象がある。

強風や直射日光などの影響で骨材周辺の皮膜(セメントペースト)が乾いてしまう。

仕上げ・転圧前にこの現象が起きてしまうと骨材は水和反応に必要な水をも失ってしまって(ドライアウト)凝結・硬化不良を起こし、結果的に骨材飛散などの不具合に発展する。

これは、骨材を覆っているペーストの膜圧がせいぜい1mmとか2mmと薄いことから起きてしまう現象だ。

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こちらは施工翌日に撮影された造粒ポーラスコンクリート(オワコン)の仕上げ状況。

1日経過しているというのにいまだに仕上げ表面は乾くことなく保水をしているのがわかる。

⚫︎参考記事: 「オワコン(造粒ポーラスコンクリート)の耐久性、その後ってどんな感じなの?」

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一方、ポーラスコンクリートの場合は翌日から白く乾く。

これは、通常の土間コンクリートも同様となる。

つまり、「乾かない」。

これが、造粒ポーラスコンクリートの特性と言っていいのではないか。



乾かないと一体何がいいの?

先ほどアップしたブログでも書いたが、「ポーラスコンクリートは乾いてしまわないうちに施工しなければならないので忙しない」というのは実際にある。

⚫︎参考記事: 【静岡】「早く終わるはせわしないというデメリットにも通じる?」伊豆下田生コン・HARDWOOD

無論、特性はいい面も悪い面も備えている。

「だから、早く終わる」

このように捉えれば、作業班が1日を捧げなければならない土間コンに圧倒的なアドバンテージを意味する。

特性というのは常に見る角度で「良い」「悪い」に変化するものなのだ。

畢竟、世の中にはいいも悪いもないんじゃないかって思うことすらある。

見る人の価値観でその特性は幸にも不幸にも変容する。

水物だ。

で、造粒ポーラスコンクリートに話題を戻すが、「乾かない」ということはつまり、急ぐ必要もない、ということを意味する。

無論、急いでもいい

それは、ポーラスコンクリートであることから自明である。

「あっという間に終わっちゃった」これまでの施工事例がそれを示している。

⚫︎参考:オワコン施工事例

ここまで説明すれば既にお分かりのように、よく工事現場に山となって積まれている「砂」とか「砂利」みたいな感覚で施工できちゃうってこと。

ブルーシートか何か敷いておいて、生コン車が都合つく時間に来てもらって、ほんでドバッとおろしといてもらう。

施工者は好きな時間に好きなスピードで施工(敷設、均し、仕上げ)できる。

なんなら、わざわざ生コン車で持ってきてもらわなくたっていいだろう。

生コン工場についでのタイミングで伺ってオワコンをダンプの荷台に積んでもらう。

搬送中乾燥を防ぐためにブルーシートで覆っておく。

施工する。

これ、改めて、「神ってるのでは?」と思わないでもない。



保証品質に関してコンクリートや舗装の常識にとらわれない。

一旦0点調整した視点から曇りなきまなこで眺めてみる。

現場・現実・現物と繋げてみる。

すると、全く新しいプロダクト、そして提供価値が姿を現す。

そこは高速道路のように重量車両が頻繁に往来する場所ではない。

ほとんど人も立ち入らないような裏庭や犬走への適応だ。

さらに、消費者が要求する品質は「雑草が生えない」「水たまり、ぬかるみができない」それだけ。

僕たちものづくりのラストワンマイルはついつい僕たちにとって「いいもの」を提供しようとしてしまう。

ただ、顧客はいいものなんか求めていない。

彼や彼女が悩んでいる問題を解決してくれたり、望んでいる理想のあり方を生み出してくれる、そんな価値をただ求めている。

それは、「雑草が生えない」「ぬかるまない快適な地面」それだけなのだ。

ついついいろんな付加価値を提供しようと躍起になってしまうところだが、それらは全て求められていない「蛇足」になってしまう。

こう考えるとこれまでの経験や人脈、知識が有機的に電撃のようにつながって生み出された造粒ポーラスコンクリートの潜在性は大きい。

何せ、消費者はもちろん、サプライチェーンの要諦を司る、製造・施工にとっても都合がいいのだから。

生コン工場にとっては「待たされない」「取りに来てくれる」、施工者にとっては「砂利とか砂のように簡単に扱える」「自分のペースで施工できる」

考察を繰り返せば繰り返すほどにこの生み出されたプロダクトの価値に驚く。



宮本充也

オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)

◆施工面積40m2

材料費
(配送料無料)
80,000円40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費70,000円2名 x 35,000円(日当)
諸経費7,500円5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合 計157,500円

※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費
(配送料無料)
120,000円60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費95,000円2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費10,750円5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合 計225,750円

※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2


宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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