長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/02/25

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【神奈川】「奇しくも生コン工場にとって非常に都合がいい」相武生コン・横浜国立大学

【神奈川】「奇しくも生コン工場にとって非常に都合がいい」相武生コン・横浜国立大学

横国大 granZ con 2つ目の配合はなんとも生コン工場にとって「都合のいい」生コンクリートとなる。原材料は、回収骨材(細・粗骨材)、回収水(上澄水)、そして、高路セメント。全て生コン工場で入手可能。さらに広がる可能性。



生コン工場(製鉄所)由来の生コン

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施工Before。

granZ con 1 と同時並行で施工される、横浜国立大学構内の敷地。

⚫︎参考記事: 【神奈川】「学生らが主体的に開発した造粒ポーラスコンクリートgranZ con社会実装」相武生コン・横浜国立大学

当該スペースは写真でもわかるように螺旋階段(外階段)が設置されている直下。

送電線の鉄塔や外階段などはあまり知られていないが雨水を集めやすい。

鉄アングルが集めた水は直下に降り注ぐ。

そのため、「排水」「水はけ」「ぬかるみ」が問題になりやすい。

さらに未舗装であれば、「雑草」も問題となる。

横国大が公式に発注する案件で横国大生らが主体的に開発したgranZ con 2 がいよいよ学生らの手によって施工される。

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施工After。

今後、どんな雨が降ろうとも、直ちに流下した水は地面に吸い込まれる。

オワコン同様コンクリだから歩行も快適、ぬかるまない。

そして、もちろん、草生えてこない。

横国大生の、横国大生による、横国大生のための、 granZ con 2 はこうして完成した。

素晴らしい発注形態だと大人の僕ちんも随分感動したものだ。

そして、このコンクリート。

奇しくも生コン工場にとって非常に都合のいいプロダクトであることがわかった。



granZ con 2 (名前募集中)は実はものすごい生コン工場にとって都合がいい

僕も含めて、生コン工場の皆さん、喜んでください。

この度横国大生らによって創造された生コンクリートは「めちゃくちゃ生コン工場にとって都合のいい」製品でございます。

しかも、公共事業で早々に実装されたことからも、今後広く公共事業で流通する可能性の高い製品です。

そう。

インターロッキングブロックとか、アスファルト舗装のように。

主に、歩道など、高い強度が求められないような場所にはきっと普及が進むはず。

そんなgranZ con 2(名前はまだない)の配合は、以下の通りだ。


水:回収水(上澄水)

細骨材:回収砂

粗骨材:回収砂利・砕石

セメント:高路セメント(または、全量高炉スラグ微粉末でも可)


やばくない?

高路セメント以外は全部生コン工場で「捨てられている」原料であることにお気づきですね?

ほんで、開発を導いた指導教授細田暁先生によれば以下の通りだ。

「高炉セメントは一般に生コン工場で実装されているはず。高炉スラグ微粉末にすることも可能」

だ、そうだ。

てことは、つまり、セメントよりも安く流通している高路スラグ微粉末を貯蔵するゆとりさえあれば今日から明日から練れちゃう。

さらに、ここからは当社生コンポータルの経験だが、「回収骨材はわざわざ分けて貯蔵する必要はなく1本のビンでいける」はずだ。

そうすれば、特殊骨材用の貯蔵ビンを2本も占有されることなく、一本で計量して細・粗ごちゃ混ぜで製造できればなんとも楽でしょ。

つまり、生コン工場のフローに負荷を与えることなく、さらには安い、っていうか、回収骨材なんてただというよりも捨てるのに金かかってるっ。

スラッジ水(回収水)だってpHコントロールした後に河川放流が通常だからこれもマイナス原価。

すごいね、この生コン。

無敵だね。

しかも、出口は公共事業と来ている。

やばいですな。



うちのオワコンも、こっちにしよう。

当社の場合は回収骨材が発生していないから、造粒骨材(残コン由来)ということになるのだけれど。

生コンポータルでは戻ってきた残コン・残水・洗い水は全て残コンステーションで造粒骨材に生まれ変わっている。

そして、皆さん、気づくのだ。

もし仮にセメントを一切用いることなく高炉スラグ微粉末だけで製造したとしたら。

「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」

既に創造されているという現実に。

骨材や水は生コン工場のゴミ。

結合材も製鉄所のゴミ。

ゴミ、言葉が悪いようなら、副産物だけで作った生コンクリートは一切天然資源を用いていない。

今話題のCO2だって一切放出せずに作ってますよー。

そんな生コンが閉じられた系ではなく、いわゆるオープンイノベーション(組織・個人間連携)で作られた。

これからのものづくりが象徴されているようだ。

そして、僕の役割は「練って運ぶ」(実装)を果たすこと。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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オワコンとオコシコンの違い
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