長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/05/08

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「オワコンで最も利益を得られる業態は生コンでも施工者でもなく【圧送業】だ!」PUMP MAN

「オワコンで最も利益を得られる業態は生コンでも施工者でもなく【圧送業】だ!」PUMP MAN

造粒ポーラスコンクリート(オワコン、granZ concreteなど)は「ポンプで押せない」が施工上のデメリットとして認識されているかもしれに。僕もそう思っていた。これぞ発想の転換。圧送業とコラボすれば、「残コンがそのままオワコンに?」。



(造粒)ポーラスコンクリートはポンプで押せない?

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流動性のある生コンクリートは高層ビルやダムはたまた写真にもあるように住宅の基礎など様々な用途に用いられている。

その際ほぼ確実に用いられるのが圧送車と呼ばれる写真にある特殊車両。

流動体生コンを圧送して型枠近在まで搬送するのだ。

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一方、現在絶賛バズってます、「オワコン」だが、写真のように流動体ではない。

以下の動画にあるように、いわゆる通常の生コンクリートに粒状化材なるものを添加し加工している。

生乾きのチョコボールのような状態で降りてくる。

だから、(造粒)ポーラスコンクリートは「圧送車ができない」。

つまり、施工を合理化できないってところが指摘されてきた。



発想の転換! 造粒させる前の残コン利用?

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驚いたことにそんな「オワコン」をポンプ業界のカリスマPUMP MAN小澤さんが取り組むことになった。

スクショはPUMP MANが購入した4t車(生コン車)の色をなんとするかについての議論。

「流動体ではないから圧送できない」とされてきた造粒ポーラスコンクリートにポンプ業界のカリスマが参入するのだ。

一体、どういうことか?

ここで、膝を叩いて気づいたことがある。

「圧送業の強みを活かして、少量の残コンかき集めて、それから粒状化させれば、オワコンの出来上がりじゃん」

つまり、近隣地域で発生している残コンをPUMP MANとして受け入れる。

中間処理とかややこしいことが発生しそうなので当面は「未利用資源としての残コン値段をつける形で」購入する。

まあ、購入と言っても、生コン工場側からすれば、どうせ捨てるだけになっちゃうものだから、激安で手に入るだろう。

ほぼほぼ0円って感じか。

それに、造粒材(一般小売は5000円/セット)を投入。

その日、当日に受けているオワコン現場にそのまま直行。

運転手兼作業員が一人で 〜30m2程度の面積のオワコンをCP価格で請け負う。

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⚫︎売上:88,800円

⚫︎原価:運転手さんの日当+造粒材5000円

ゴイスー。



残コンっつっても、ぴちぴちの生コン

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一般にいいイメージを抱かれていない「残コン」だがそれは単なる時間の問題であって、「ついさっきまでバリバリ現役のJIS生コン」が残コン。

あいにく、現状では大半の残コンはリサイクルされることなく、廃棄処分されている。

つまり、生コン工場にとっては費用負担が強いられている。

自動車産業に置き換えれば「新古車を捨ててるようなもん」である。

死ぬほどもったいねえっ、である。

まだほとんど走ってないジムニーの新古車を捨てる奴いる?そんな奴いる??って感じ???

そんなぴちぴちの生コンクリートを受け入れ新たな用途を生み出すことのできる唯一の業態が実は圧送業とすることができるのである。

だって、ポンプ車あれば少量ずつ寄せられた残コンを一つにまとめることができるからだ。

恐るべし、圧送業。

恐るべし、PUMP MAN。



(まだ話してないけど)始まる!PUMP MAN × 生コンポータル 夢のコラボ?!

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https://www.pumpman.jp/

https://www.nr-mix.co.jp/diy/sale/

PUMP MAN、そして生コンポータルの強みは、「圧送・製造ネットワーク」だ。

両者ともに多くの同業者との連携を有している。

その連携をオワコン(造粒ポーラスコンクリート)をテーマに重ね合わせる。


生コン工場としてみれば残コンを工場に持ち戻すことがなければそれでいい。

1円でも値段がつけば気持ち良く販売する。

それが地元で馴染みの圧送業者さんであればなおのこと。

仮に生コン車に1m3丸々余ってきたならば、圧送業者の手により造粒化材(Y弾・Re-con zero EVO)が投入され受注している現場に直行。

そのまま施工・納品完了ってことになる。

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ジャン。

完成、って感じになる。

さっきまで「残コン」だったものが、「プロダクト」としてきちんと用途を勝ち取るのだ。

それが、圧送 × 生コン のコラボが実現可能な価値。



残コンがつなげる圧送 × 生コン

これまで「残コン」は圧送・生コン双方にギスギス・ギクシャクを産んできた。

ゼネコンともギクシャクしてきた。

本来ならば連携して協働しより良いものを共につくろうじゃあないかの間柄の施工・圧送・製造がギクシャクしてきたのだ。

そんなんでいいものづくりなんてできっこないって思わない?

その「残コン」を未利用資源と定義づける。

時間をあけず利用すればそれは資源なのだ。

その観点で共同すれば、生コンは残コンから解放される、しかも運転手さんが協力すれば更なる収益の可能性が生まれる。

圧送はこれまでただ「洗浄して片付けておしまい」だった空き枠の時間帯をオワコンの製造に充てることができるし、さらにこちらも新たな収益機会に恵まれることができる。

これまで押し付けあってきた「残コン」をネタに、儲かっちゃうのだ。

「オワコンで最も利益を得られる業態は【圧送業】だ!」

断言しておこう。



明日は「残コンさんいらっしゃい!」の公開収録

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⚫︎参考記事: 【生放送】「残コンさんいらっしゃい!!」【YouTube番組】《スポンサー募集》(号外・月刊残コン2022/05/02)

2年前にRRCSが発足しこれまで分断されてきたあらゆる組織や人がシームレスにつながろうとしている。

分断を前提にすればそこには「取引関係」しか生まれない。

取るか引くか。

得るか奪うか。

協力関係なんて詭弁であって、本当の本当は奪うか奪われるか。

それがこれまでの建設・コンクリート産業。

でも、これからは違う。

RRCSは壁と階層を再定義し有機的に組織や人が結びつく流動的な産業構造を生成し始めている。

現在はその過渡期にある。

まさか、圧送業が圧送できない造粒ポーラスコンクリートで新たな収益を生み出す機会を得ようとは。

僕自身当事者として次から次へと信じられない出来事に見舞われていてついていけない時がある汗。

でも、本当に楽しい。

このところ、仕事が本当に楽しい。

GWがようやくあけて嬉しいくらいだ。

明日は「残コンさんいらっしゃい!」の公開収録。

PUMP MAN広報担当の齋藤さんはなんと元々テレビ局でバラエティ番組の編集をやってた人。

そんな人に編集してもらって番組「残コンさんいらっしゃい!」が収録できるなんて最高。

いろんな形で圧送×生コンのコラボレーションが広がっていきそうだ。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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オコシコンとドライテックの違い
オワコンとオコシコンの違い
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