2021/12/25
「《撒いて踏むだけ》ワイルドな施工が標準の造粒ポーラスコンクリート《オワコン》施工動画マニュアル完成」透水宣言・SUMMERHILL
「でもぉ・・・飛散がぁ・・」「お前、まだそんなこと言ってるのか?飛散?不陸?強度?そんなことはどうだっていいんだ!ワイルドに施工する。それもオワコンの一つの形だ。今日は男の施工を見せてやる。黙ってついて来い!」(映画「透水宣言」より)
「雑草」「ぬかるみ」「水たまり」からの解放
透水宣言「ワイルドにオワコンを施工する」
00:00 オープニング
00:27 (趣旨説明)ワイルドに施工するぜ
00:40 製造工程 STEP1:Y弾投入→STEP2:生コン投入→STEP3:検品・検体採取
01:06 施工開始
01:24 敷設の様子
01:55 施工を止める
02:11 踏むだけで転圧
02:49 今回の施工ポイント
要求性能(期待価値)のキャリブレーション(ゼロ点構成)必須!造粒ポーラスコンクリート「オワコン」堂々ローンチ
彗星の如く現れて、今エクステリア界隈を騒然とさせている脅威の新プロダクト造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
今年8月下旬に着想されたばかりのプロダクトは既に多くの実装を済ませ寄せられる問い合わせも太い。
多くの人々に注目されている本プロダクトだが、昨日も現場調査をしていて身につまされたことがある。
⚫︎参考記事: 【埼玉】「雑草・ぬかるみ・水たまり対策《オワコン》現場調査の様子」エクスショップ
ドライテックや土間コンクリートの施工実績豊富な施工業者立ち合いのもと現場調査が実施された。
真面目であればあるほど、なかなかに新しいプロダクトを理解しにくい。
「不陸調整は?」「仕上げは?」「路盤は?」
ものすごく心配されている施工業者の心理はよく理解できるところだ。
これまで彼らは土間やドライテックなど駐車場を整備する見栄えも目的とした生コンクリートしか経験してこなかった。
心配も無理はない。
彼らは土間コンの色むらやひび割れ、水たまりなどクレームに散々苦しんできたのだから。
なるべくクレームになるような事態は避けたい。
最もな心理。
ただ、一方、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」に関してはその点の考え方を刷新する必要がある。
少なくとも僕はそう信じている。
なぜか?
そもそも市場と顧客はオワコンに土間コンやドライテックに寄せる期待を抱いていない。
(生コンポータルとしてもそのような発信は一切していない)
市場と顧客はオワコンに対して、「雑草が生えてこなけりゃいい」「車は乗らないし、人もほとんど立ち入らない場所」「水はけとかぬかるみが解消されればそれでいい」くらいの期待価値を寄せていない。
そこに、土間コンやドライテックに寄せられる性能を提供しようとするのはそれこそ「今インスタントラーメンが食べたい人にフランス料理のフルコースをそれなりの値段で提供するようなもん」なのだ。
だから、主人公透水性夫(とうすいさがお)は言っている。
「お前、まだそんなこと言ってるのか?飛散?不陸?強度?そんなことはどうだっていいんだ!ワイルドに施工する。それもオワコンの一つの形だ。今日は男の施工を見せてやる。黙ってついて来い」
(「男の施工」がなんなのかはわかりませんが笑)
極論、「撒いて踏むだけ」それで完了オワコンの使用マニュアル
僕たちプロは気をつけなくてはならない。
専門家であればあるほど、あれこれ講釈を垂れたくなる心理ってある。
強度がどうだとか、仕上げ性能がどうだとか、ついでだから言葉をあれこれ散りばめるけど、フィニッシャビリティ、コンシステンシー、ワーカビリティ、耐久性、劣化機構、うんちゃらかんちゃら。
まあ、頑張って勉強してきたし、真面目に働いてきたから、その専門知識を存分にぶちまけたい気持ちはよくわかるのだが、「ごめん、興味ないっす」市場と顧客からすればそんなものだ。
彼や彼女は目下の悩み、「雑草」「ぬかるみ」「水たまり」が解決してくれさえすれば、それで十分。
それ以上の性能や特性に対して、それ以上の代価を払う気はさらさらない。
僕たちサプライヤーの自己満足に付き合うつもりは毛頭ない。
これが、現実なのだ。
その意味で、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」は「いいもの」を求めていない。
「いいものは売れない」(プルデンシャル生命佐藤智明)
さらにはあのP.F.ドラッカーも言っている。
「事業の目的は顧客の創造である。買わないことを選択できる第三者が、喜んで自らの購買力と交換してくれるものを供給することである」が真理なのだ。
プルデンシャル生命とかドラッカーとか持ち出すと、なんだかもっともらしくなる笑。
生コンポータル、そして今後取り扱いをご検討いただいているエクスショップをはじめすべての施工関係者には是非ともこの点に関してご理解いただきたい。
オワコンは高性能を求めていない。
ただひたすらに雑草から解放されたい、水たまり・ぬかるみから解放されたい、消費ラストワンマイルのニーズに出会うことだけを目的としている。
何も、ジャンボ機が着陸するような舗装でもないし、普段から人が立ち入り目につく場所に施工されることを目的ともしていない。
土間コンやドライテックと違って、骨材剥離だとか不陸だとか強度だとかはその性能として謳っていない。
撒いて踏むだけ。
それこそ、女子一人だけでDIYできちゃう生コンクリート。
その前ではすべての製造・施工ラストワンマイルは消費ラストワンマイルの要望に対して考え方をキャリブレーション(ゼロ点校正)すべきなのだろう。
透水性夫のワイルドな施工をご堪能あれ!
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
| 材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
| 諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
| 合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
| 材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
| 諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
| 合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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