2020/07/01
【マスクぅ?あんなの飾りです。彼らにはそれが分からんのですよ-2】
現場に向かう車の中。
朝一番、中学生の通学時間とも重なっている。
マスク・マスク・マスク
紙マスク・布マスク・安倍マスク、などなど。
街中マスクであふれている。
歩きながらのマスク着用は、本当に必要なのか...
COVID-19の感染経路は、
「飛沫感染」と「接触感染」がほとんど。
では、「空気感染」しないのに、なぜ換気を勧めるのか?
その疑問には、なかなか納得いく答えが見つからない。
そんな中、有用な情報を提供してくれたのが、
根路銘 国昭(ねろめ くにあき)さん。
元・WHOインフルエンザ・呼吸ウイルス協力センター長。
かつて、数々の感染症を抑制した実績を持つ。
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1997年 香港にて、鳥インフルエンザの抑制。
2003年 ベトナム・ハノイにて、SARSの流行終結宣言。
それらに大きく貢献したのがこのお方。
特にSARS(重症急性呼吸器症候群)に関しては、今回と同様の<コロナウイルス>が原因。
そもそも、<コロナ>とは、ラテン語で<王冠>を意味する。
これは、英語でいう<クラウン>の語源ともなっている。
コロナウイルスのトゲトゲなあの画像。
どこかで見たことがある人には想像が難くないあの姿。
ボール状の外殻(エンベローブ)
外側にトゲ(スパイクタンパク質)
このトゲ部分が、細胞に取りついた後、
細胞内でウイルスの増殖がはじまるそうです。
ところがこのトゲ部分。
空気中ですぐに取れてしまうそうです。
風にあたると、トゲトゲしたクラウンが抜けてしまう。
なんと、そのトゲトゲが整然とした姿(よく見る画像の状態)
それを撮影するために、培養を繰り返し、
電子顕微鏡での撮影に苦労したとのこと...
コロナウイルスの武器はあの<トゲトゲ>
この<トゲトゲ>は、風などですぐに抜けてしまう。
つまりは、換気を良くした環境では、
ウイルスの効力を弱める(トゲを減らす)ことができる。
そういう理由から、
「空気感染はしないけれども、換気が重要」ということ。
なるほど、なるほど!
これで納得できました。(つづく)
NR試験室 二見