2018/01/17
「せかい!!岡啓輔の200年 三田のガウディ|蟻鱒鳶ル」

誰だって日々好きな仕事をして楽しんでるわけじゃないんだ
昨年のご縁に三田のガウディこと岡啓輔さんとの出会いがあった。
衝撃を受けた。
(参考ブログ「三田のガウディに会ってきた」)
今月24日にも岡さんのご厚意で再訪を果たすことになる。
都心に今も建設中の
蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)
建築家の岡さんと、
岡さんを取り巻く素晴らしい人たちがまじりあって溶け合って出来上がった。
ものにあふれた今の日本で凛として孤高を保っている建築。
魔法の様な蟻鱒鳶ル
そんなあり方がまんがとなってこの度上梓された。
「せかい!!岡啓輔の200年」
誰だって日々好きな仕事をして楽しんでるわけじゃないんだ
ネタバレを最小限にとどめたい。
読みながら泣いてしまった。
第三者の僕たちが軽々しく岡さんのものづくりの苦しみを語ることはできない。
ただ、きっと、ものづくりに真剣に打ち込んでいる人であるならば、
岡さんの生き方に何かを感じるはずだと思う。
理屈ではなくて
軽々に表現しづらいが、
見た目の形だけではない
全身で感じる魅力
すべての感覚で感じる芸術
生きることそのもの。
夢とか意志とか生まれてきたことに対しての意味とか
人それぞれ大きい小さいがあったとしても、
生きる上で一番大切なこと。
もしそんなこともなくただ生きているのだとしたならば、
風に揺られる草木のように
あっという間に人生が終わってしまうのだと思う。
なんだってかまわないと思う。
自分が心から熱中して打ち込める。
そしてそのことが隣人や社会にとって必ず何かしらを与える。
僕自身もあらためて気づかされたことがたくさんある。
ちゃんと生きたい。
三田のガウディ、岡さんの生き方。
そして今回上梓された、
せかい!!岡啓輔の200年
あらためて切実に感じたことだった。
蟻鱒鳶ルの主要部材、コンクリート。
生コンクリート。
これからも蟻鱒鳶ルの在り方を見つめていきたい。
そしてもし可能であれば、少しでも役に立ちたい。
同じ時代にコンな人が生きていることを誇りに思いたい。