2019/10/30
【技術力の裏のウラ・水中不分離性コンクリート3】
「放射能除去装置」を取りに、はるばるイスカンダルまで!
(そんな話をしてピクリとする人は、すでに少数派なのか⁉)
人類は核反応によるエネルギーの抽出という技術を手に入れた。
一方、放射能による影響に対しての対策は、充分に確立されているとは言い難い。
それまでの「化石燃料エネルギー」に対して、「原子力エネルギー」の安定供給性は極めて高い。
ただし、事故が起こった際には、未曽有の被害が予測される。(いや、されていないのか?)
「放射能除去装置」を取りに、はるばるイスカンダルまで!
非常に高い科学技術力を持った文明に、いつの日か追いつけることを願う。
「水中不分離性コンクリート」は、「水中コンクリート」と比べると、その分離抵抗性は極めて高い。
(そもそも「水中不分離性コンクリート」「水中コンクリート」は違うの?という話題は割愛)
ただ、技術の向上で分離抵抗性を上げたはいいが、終了後の洗いに苦労することになった...
運転手さんたちが「水中不分離性コンクリート」と聞いて眉をひそめるのもよく分かる。
→参考:https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_471.html
コンクリートに分離抵抗性を付与するのはやはり、<化学混和剤>
混和剤メーカーも各社、試行錯誤を重ね独自の「水中不分離性コンクリート」を出している。
そんな中、メーカーのK氏に面白いことを聞いた。
「他メーカーの<水中不分離>を見る機会があったんだけど、洗うのに苦労していたよ」
「なんで<クリーナー>使わないの?」て聞いたところ、
「そんなモノがあるのか?」と逆に聞かれたそうで。
<ベタベタ>の水中不分離剤を<サラサラ>にする技術。
そこまで開発しているメーカーは実際少ないそうだ。
K氏は実際、「それ売ってください!」と頼まれたとか...
そんな経験からか、K氏は誇り高くこういった。
「うちのはこれ(クリーナー)があるから後処理も楽ですよ~!」
技術系営業マンの強みは、こういうところで活きてくる。
だって、同じような商品があったら絶対、後処理が楽な方を選ぶもんなぁ...
コストを見るか、作業効率をみるか?それは経営層のみぞ知るところですが。
NR試験室 二見