2019/07/08
「僕たちはロボットや機械ではない」コンクリートをお届けする意義(週刊生コン 2019/07/08)
仕事はなんらかの製品(や価値)を市場と顧客にお届けする行為。僕たちがお届けするコンクリート(生コン)は一体市場と顧客に何をお届けしているの?きちんと認識しながら仕事をしていたい。
「あなたが再生生コンを購入する理由」施工者にとっての【意義】
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_405.html
ありきたりの生コンをありきたりに届けてるのではない。
自分だからお届けできる自分だけの貢献。
誰よりも自分が選んだ職業生コンだから、自分だけの貢献を生コンに寄せたい。
ただ、やみくもに、その生コンを売りつけてるのではない。
その生コンが普及することで削られない大地がある。
汚れない大地がある。
経済的メリットだって届けられる。
売り上げ、利益だけを求めているのではない。
意義を求められる。
それをすることで貢献できる自分だけの何か。
売り上げ利益では測れない大切な何かを目的にする仕事はきっとそれだけで価値がある。
【京都】「アメリカ帰りの息子のために」問い合わせの絶えないバスケと透水性コンクリートの意外な関係
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_781.html
ドリブルの音が気にならないほどに小さくなったら?
その舗装が騒音を低減できるとしたら?
生活音、雑音を吸い込む舗装。
透水性コンクリートがそんな価値を帯び始めている。
都会に住む人ほど静けさを求めようとしている。
無音ではない。
鳥のさえずり。
波の音。
虫の羽音。
そんなかすかな音が聞こえる静寂を求めている。
自然と人が調和する世界。
なににも覆われていなかった大地を再生する。
それも、意義。
【超音波】「超微粒子混和剤雰囲気で満たされるドラム内部」〜水を使わない生コン工場〜 pt.13
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_pt13.html
1日に5,000台の生コン車が走っているとして。
平均4回生コンを運ぶとしよう。
1回配達するたびにブレードやホッパーを水で洗っている。
生コン工場に戻ってきて残水を排出する。
これには1回あたり15分の時間と危険作業が発生しているとする。
時間を計算してみよう。
5,000(台/日)×4(回)×15(分)=5,000時間/日
1日に貴重な5,000時間が失われている。
1日に208日にも及ぶ貴重な時間が失われている。
その時間を取り戻す。
水で洗わない生コン工場。
そんな意義を届けたい。
僕たちはロボットや機械ではない。
売り上げや利益をひたすら求め続ける仕事はどこかで行き止まる。
使命感。
役割。
僕たちだけの貢献。
そんな意義を感じられる仕事はきっと効率も自然に求められるはずだ。
生コンでいいこと。
宮本充也