長岡生コンクリート
ポータルサイト生コンでは随時生コンに関連する情報を生コンブログに載せて発信いたします。
その他、運営会社長岡生コンクリートからのお知らせなど、生コンブログをよろしくお願いします!

2020/06/18

有限会社 長岡生コンクリート「2021年2月期 第1四半期 決算説明」

有限会社 長岡生コンクリート「2021年2月期 第1四半期 決算説明」

生コンポータル運営会社(有限会社 長岡生コンクリート)では四半期ごとに決算の概説をWEB上で公開することにした。市場と顧客に隠さずありのままを提示することできっと多くの幸福(市場からのフィードバック)が組織にもたらされるのではないか。「2021年2月期 第1四半期 決算説明」。



第1四半期(2020.03.01〜2020.05.31迄)決算説明

17C9B61B-08AD-4EF6-86C7-A45F590564FB.jpeg

最も重要なKPI(Key Performance Indicater)として設置しているのが、

⚫︎問い合わせ件数(コンバージョン)

⚫︎F材出荷件数(全国で何m3のドライテックが出荷されたか)

の2つ。

特に目を見張るべきは、問い合わせ件数が昨年同期比で500%超となっていること。

問い合わせ件数に大きな異変が現れたのは本年4月前後。

コロナが深刻化し#diy #stayhome のトレンドが市場を覆った。

それに呼応するように問い合わせ件数も激増し、現在(2020/06/18)では年間3,000件ペースの問い合わせ件数で推移している。


52792AF6-0AC7-4D9E-92E3-A031E0797863.jpeg

2019年2月 期決算説明より引用)

先期(54期)にまとめた資料によれば、54期には問い合わせ件数が662件で仕上がった。

55期(今期)は実に5倍近いペースで問い合わせがよせられていることになる。

問い合わせから納品までのリードタイムは1ヶ月以上〜半年に及ぶこともあるため、もう1つの重要KPI「F材出荷件数」としてアウトプットされる時期は6月以降(第2四半期)の想定となる。

事実、今日現在(2020/06/18) F材出荷件数は310.5m3で進捗しており、月単位に換算すると516m3の仕上がりが予想される。

54期F材出荷平均値が210m3だったため、2倍以上の結果が予想される。

明らかにこれまでの推移とは異なる計測結果だ。

55期対予算ではショート(特に4月度の売り上げ落ち込みの影響)しているものの、「誤差の範囲」としている。

事実、5月度は売り上げ・F材出荷件数共に回復しており、6月度(現在)に接続していることからもそのように主張できる。


A2EE3572-1CC7-40A7-98B5-B6E3A9055794.jpeg

55期第1四半期の経常利益は8,598千円となった。

透水性コンクリートは利益に大きく貢献することはなかったものの、すでに始まっている閾値を迎えた今後の軌跡が第2四半期以降に大きく影響を及ぼすことが予想されている。



第2四半期以降も「インターネットファースト」「ドライテックファースト」継続

前回決算説明でもあったように、引き続き生コンポータルでは「インターネットファースト」「ドライテックファースト」を継続する。

足元の生コン出荷は昨年までの3ヵ年とは一転多少見込みを見通すことができる状態ではありながらも、長期的には人口半減に従いさらなる低落は必至だ。

もはや生コンが出た、出なかったに一喜一憂する業態にはしがみ付いてはいられない。

また、そんな業態は市場と顧客は求めていない。

よって最も投資効果の高いセグメント「インターネット」「ドライテック」に経営管理者らのリソースの大半をアサインする。

市場と顧客を創造するための戦略として目標としている製造・施工体制の具体的数値、

製造:800社

施工:4,800社(者)

現在(2020/06/18)は、

製造:368社

施工:500社(者)+α(エクスショップなど他社施工者グループとの連携)

を数えている。

材料の供給(製造)体制の構築はおよそ順調なペースで推移しているため、ここから力を入れるべきは施工ネットワークの確立だ。

事実現在施工者が対応せず納品ができず待たせているという案件が後を絶たない。

肝は施工者ネットワークの早期構築

参加申込みをする

1年365日毎日のペースで施工者向けのオンラインセミナーを開催している。

オンラインセミナー受講者はほぼ100%庭コン施工者登録(ドライテック施工協力化)をしている。

仮に1日1社(者)ずつ増えたとして、年間365社(者)の増加を期待することができる。

目標の4800を達成するためには「いかに効率よくオンラインセミナーに施工者を誘導するか」が鍵となる。

1日2社にすれば、年間730社。

1日3社となれば、年間1,095社。

数年で目標の4,800を志向するのであれば最低でも1日3社以上の登録を達成すべきであり、そのためにオンラインセミナーなど施工者を対象としたユーザーフレンドリー(ひいてはDX)を充実させていく必要がある。



僕たち生コンポータルの目的は利益ではない。

インターネットやドライテックで収益を上げることは目的ではなく条件だ。

全国に無数に散らばる辺境(製造者・施工者)を新たな文脈で統合し産業構造を再定義する。

これまでになかった関係性で産業構造の当事者を結びつけることによって新しい市場と顧客を創造する。

利益はそのための条件だ。

具体的な目標値としての、製造者800・施工者4,800はその産業の再定義の達成度合いを推し量るKPIでしかない。

ただ、もし、製造者800・施工者4,800が達成したとしたなら、今とは大きく違った建設産業が立ち現れているはずだ。

そこではこれまで辺境で埋もれ見出されることのなかった多くの技術群が見出され市場に流通することになるだろう。

そのことで多くの人々の暮らしは豊かになるはずだ。

大地は再生され、樹木や湧水は昔のように人々の暮らしをもっと豊かにする。

大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリートの普及。

その先遣隊としての透水性コンクリートの普及。

今はまずその実践としての「ドライテックファースト」を「インターネットファースト」というモットーに従い全力推進していきたい。

インターネットと企業間連携はきっとこれまでになかった新しい市場を生み出す。

そのために決算を公開し振り返ることで今大切なものを認識する機会としたい。

市場からのフィードバックを期待している。

(※さらに詳細のデータがご入用の方はその旨メールフォームでお知らせください)



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士