2020/03/23
【生コン×COVID-19・時にトラブルは連鎖する】
大雨
暴風
酷暑・酷寒、などなど。
現場での代行試験。
時には、自然の脅威にさらされる。
それぞれ1つだけなら、閾値もそれ程低くはない。
しかし、これらが波状攻撃でやって来た時、その対処には四苦八苦する。
この冬にも、「寒冷+みぞれ+突風」で散々な目に遭った。
詳しくはこちら→ https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_497.html
さて、COVID-19の感染が世界中に広まっている。
ついにアフリカでも、感染数の増加が認められるようになってきた。
まずいぞ、「アフリカ」は...
彼の地では今、「バッタ」で相当に苦しんでいる。
新型肺炎の大きな報道のせいか、こちらは報じられることが少ない。
しかし現在「中東~アフリカ」にかけて、異常な「煌害(こうがい)」が発生している。
「煌害」とは、バッタの大量発生による災害のこと。
「サバクトビバッタ」がなんと4000億匹!?(数が大きくてよく分からん...)
その大群の大きさは、幅 40㎞ × 長さ 60㎞、
重量は80万トンにも及ぶという...(大きすぎてよく分からん...)
そのバッタが飛んでいる面積を試算してみると、
40㎞ × 60㎞ =2400 ㎞2
この数値でもよく分からないので、比較する対象を探してみると、
神奈川県の面積が、2416.17 ㎞2 とある。(Wikipediaより)
神奈川県上空が埋め尽くされるバッタの大群を想像してみる...
これはただ事ではない!さらに、バッタはこれから繁殖期を迎えるそうだ。
さて、感染状況を報せるマップがあるのと同様、
煌害の危険度を報せるマップも存在する。(ちなみに、煌害は定期的に発生している)
出典はこちら→ https://www.fao.org/ag/locusts/en/info/info/index.html
現在、サウジアラビア、イラン、パキスタンといったアラブ諸国。
ケニヤ、ソマリア、エチオピアといったアフリカ東海岸で深刻な状況。
こんな状況の「アフリカ」に、さらに「疫病」が降りかかってくるとは...
かつてのエジプト、「10の災厄」の再来かと訝りたくもなる。
バッタが大量発生する理由は、異常気象に拠るところが大きい。
地球温暖化、サイクロン発生、重なる水害などなど。
これら要因が重なった結果、ケニアでは70年に一度の大発生だという。
「疫病」→「煌害」→ それに続くものは...
「飢饉」→「テロ・紛争」→ ......と、ならないことを願うばかり。
NR試験室 二見