長岡生コンクリート
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2018/06/11

「日本の生コンICT未来予想図|GNN長野」

「日本の生コンICT未来予想図|GNN長野」

6月9日(土)〜10日(日)2日間に渡って開催された毎年恒例のすみへいフェアとGNN第23回技術勉強会 in 長野。回を重ねるたびに多くの交流が生まれやがて形になっていく。次回は北海道を予定している。



会場の中では多くの先進技術のプレゼン

もはやGNNの代名詞になりつつある生コンピタゴラスイッチ。

https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_324.html

「なんか大騒ぎしている生コン屋の集まりでしょ?」

いいえ、とんでもない。

勉強会の内容はどこぞの論文発表会や技術大会に引けを取らない。

先進的な内容が盛りだくさんの中身となっている。

事実当日参加も含めて140名以上の生コン関係者。

文字通り、

「北海道から沖縄まで」

日本全国から参加し開催された。

・残コンスラッジの取り扱いについて

(長野県工業組合、グロースパートナーズ)

・ICT先進技術pt1「アメリカの生コンICT」

(Command Alkon、GNNMJ)

・World Trend  of Concrete Admixture;https://www.nr-mix.co.jp/new_nama/blog/world_trend_of_concrete_admixturesgnn.html

(MAPEI)

・ICT先進技術pt2「日本の生コンICT」

(正治組)



日本の生コンICT未来予想図

Command Alkon(米)Michaelさんのプレゼンにもあった。

今後生コンの製造から運搬・打設に関する全てのデータは、

IoTによってセンシングされクラウド上のデータベースに保存される。

それら情報はAIによって都度分析され現場の合理化にフィードバックされる。

これまで人の勘に頼って来た多くの部分は明るみにされる。

組織の中に属人性を排除することは企業の成長を企図する上で大切なこと。

その意味では「俺がいなきゃこの会社は回らねえぞ」はやがて消える。

正治組のプレゼンにもあったように、

現場や生コン工場それぞれにあった「無駄な作業」も、

データがすべて電子保存されて行く過程で、

パソコンマター

となっていく。

紙の書類をどっさりデスクの上に乗せて、

「まるで仕事してそう」

な光景は一切排除される。

余計な残業も消え失せる。

「どこかの他人事じゃないんです、i-Construction」

これは大矢さんのメッセージだ。

今実装して実験されている現場の報告は間に合わなかったが、

11月の勉強会に向けて準備は粛々と進められる。



生コン工場の生コン工場のための

そもそもの創業のきっかけすら他人任せだった僕たち生コン業。

GNNは2〜3代目世代が中心になって勉強会や交流を、

自発的に

運営している。

今回の全てのプログラムも何処かの誰かに依存したものではなく、

自らが率先して首を突っ込んでその結果生まれた人脈によるもの。

海外はイタリア、アメリカ。

国内でも北海道、沖縄。

あらゆる地域から人々が参加し生コン先端技術を発表した。

全ては自ら作り出したもの。

どこかの誰かに依存したものではない。

GNN次回8月(24回)は北海道を予定しているが、

常に主体は生コン工場で自分たちができる貢献を自ら作り出していきたい。

生コン業界がきちんと産業として発展し、

そのことが社会貢献につながって行くことがきちんと認識できれば。

僕たちの仕事はもっと誇りあるものに成長していくはずだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士