2020/04/14
【1m3に対して1袋(20㎏)・生コン1年生_2】
・1m×1m×1m の容器に入る体積のこと
・縦・横・高さ、それぞれが1mのサイズに入る量のこと
・各辺1mの立方体の容積
これらは全て、1m3(立米・りゅうべい)と呼ばれるもの。
「そんなことは知っていますよ~!」と誰もが言えるだろうか?
高卒の新入社員と共同作業。専門用語を使わずにどこまで説明できる⁉
詳しくはこちら→ https://www.nr-mix.co.jp/topics/1_20190929.html
何事もはじめが肝心。
相手の現在位置を確認してから、会話を進めるのが重要。
思い返せば中学生に上がって「英語」の授業がはじまった時のこと。
アルファベットを使う授業というだけでも、初めての体験。
授業中には、「I」が「名詞」で、「am」が動詞、とか。
動詞には、「be動詞」と「一般動詞」があって...とか。
そのうえ、よくも分からない「品詞」とか。
「主語」+「述語」などなど、<専門用語>がほとばしる!
そんな「英語の授業」の第一歩でつまずいた記憶、ないだろうか?
(体験には個人差があります。少なくとも自分はこっち側で苦労した...)
生コンだって同じこと。英語のABC、日本語のいろは、音楽のドレミ etc.
専門性が高いだけあって、基本は<用語の定義>から進めるのが望ましい。
とはいえ、さすがに「1m3の意味」は、分かっていたようなので安心した。
本題に戻す。「生コン1m3に対して、1袋(20㎏)の粉を投入する」
一回に練る(1バッチと呼ぶ)のが2m3なので、一度に2袋を投入する。
「無線で、合図を送ってくるから、そのタイミングで投入する」
「投入後は、投入完了ボタンを押して、練り師(バッチャーと呼ばれる)に報せる」
「難しくないでしょ、作業自体は?」「はい、大丈夫です!」
「じゃあ、次からは一人でもできそうだね?」問いかけると、
「はい!」新人らしい返事が返ってくる。
こうして、一歩ずつ、着実にできることを増やしてもらえればいい。
でもそれだけでは、ただの作業員止まり。極論、アルバイトにだってできること。
ここでアルバイトとの違いを打ち出すためには、仕組みを理解する必要がある。
「じゃあさ、この作業の仕組み・全体像を説明しましょうか」試験室へと場を移す。
サラサラサラ~、とプラントの見取り図を描く。
うん、ザックリとこんな感じかな...(つづく)
NR試験室 二見