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2019/03/19

「今の若い才能に僕たちはどのように映っている?」お父さんを尊敬している【若者】から見た建設のイメージ

「今の若い才能に僕たちはどのように映っている?」お父さんを尊敬している【若者】から見た建設のイメージ

建築、土木、そして生コンに若い才能を。長年続いた建設の閉鎖的な営みは今の若い才能の目にどのように映っているだろう。人口減少、労働者不足。時代の文脈は建設にとってどのように作用する?一部で生まれている若手への情報発信の動きについて。



今の若い才能に僕たちはどのように映っている?

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伊豆の国市の建設業正治組に京都から19歳の辻さんが半年間の研修で訪ねている。(YDNの研修制度:https://ydn.shizuoka.jp/members/


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こちらは静岡県生コンクリート工業組合青年部(堀内氏)らが発行する若者向け冊子(案)。今後県内の工業高校を始め関係各所に配布予定。


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長野県に本拠地を構える新建新聞社が無料で発行するBRIDGEも同じく中学校、高校に無料配布されている(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/bridge.html



家に帰ってきたお父さんとお母さんは子供の目にどのように映っているか。

京都の辻さんは19才。

専門学校を途中で辞めた。

お父さんの働く会社に努めることを決意した。

幼馴染も、お父さんの勤める会社に入るそうだ。

「やりたいことが特に見つからない」

僕自身もそうだった。

宇宙飛行士とか、サッカー選手とか、特別そうしたものにも憧れがなかった。

普通に小学校、中学校と義務教育を終えて、

周りの仲間たちと同じように、高校、大学とキャリアを重ねていく。

その中でも特に「これがやりたい!」と明確な職業に対しての思いはなかった。

これは、若い人たちのリアルなんじゃないだろうか。

僕も、そして辻さんも、お父さんの働く会社を選んだ。

僕は、19年目。

辻さんは1年目。

お互いの共通項がある。

お父さんを尊敬しているということだ。



そんな尊敬されるお父さん、お母さんたちの職場【建設】は一般にどんなイメージ?

家庭内で尊敬されるお父さんお母さんがいる一方。

一般に世間の建設に対するイメージってどんなだろう。

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ブラック企業

現場監督になるとノイローゼになって自殺なんてことも。

労働人口現象。

構造的長期低迷。

報道される建設に関する内容はあまりいいものはない。

・地図に残る仕事

・子供たちに誇れる仕事を

これら惹句が虚ろに聞こえるなんて声を聞いたことも1度や2度ではない。

いいことばっかじゃない。

さも、建設はいいことばかりで、入ったらいいことづくめ。

こんな伝え方は不誠実だ。

建設に携わるお父さんやお母さんはもちろん楽しんで仕事をしている。

仕事の中で沢山の解決すべき課題が現れる。

中には苦しかったり悩んだりすることもある。

けれど、前向きに取り組んで、失敗したり、乗り越えたりして1日が終わる。

やがて、家路につく。

そのリアルな姿は子供達の尊敬を集めている。



建設産業こそ「伝える」が重要な産業。

生コンもそう。

建設全般もそう。

これまで、内向きな産業構造をとってきたために、適正な理解。

子供たちに尊敬されるお父さんとお母さんがいるという事実。

が発信されることはなかった。

情報革命の時代。

人口減少の時代。

これから、僕たち産業に求められる文脈はひとえに「ものづくり」にとどまらない。

価値を伝える。

未来を作る若者の才能たちに理解されるように、伝える。

そんなものなのだと思う。

まだ若き才能と接して感じたことは概ねこんなところだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士