2020/03/02
【ぶち怒られました・続 数量計算】
「お前、何m3頼んだんだよ?」「◇m3です」
「それじゃあ足んねぇよ!」「スイマセン...」
「どうすんだよ、左官屋待たせちまってぇ!」
「スイマセン、今頼んだので30分後に到着します...」
生コン打設現場にて、若手監督とその先輩・上司。
時おり、こんなやり取りが繰り広げられている。
若手監督の失敗回顧録はこちら→https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_511.html
「ぶち」は広島・長崎地方の方言で、「とても」の意。
過去の失敗を語ってくれた若手の監督に聞いてみた。
「いつもどのくらいを目安に割り増して頼むんですか?」
「だいたい、計算よりも+0.2m3くらいにしています」
「その0.2m3に何か根拠はあるんですか?」「いえ。経験からです、だいたい...」
0.2m3は妥当かどうか?
生コン単価が¥18,000/m3だとすると、0.2m3で+¥3,600
+0.1m3(¥1,800)で勝負するよりは、
過剰ではない、安全保障費用かと思われる。(如何でしょう?)
「それって、会社から何か指標は出されているんですか?<+◆m3で頼め>とか」
「いえ。<ムダにすんな>、とだけ言われています...」
これは、「自由裁量」という名の放任なのか、放置なのか?
その判断は、失敗した時の上司の出方・反応に強く表れる。
昔の缶コーヒーのCM。(J.O.か?)
柳葉敏郎がこんな台詞を叫んでいた。(古すぎ?)
「お前に任せるって言ったじゃないですか!」ギバちゃん
「全て任せるなんて言ってない!」上司
・人は、失敗から学ぶ
・失敗するから成長する
・失敗からしか学べない⁉
失敗にどう向き合えるか?
そこで器が試されるのは、当事者も上司も一緒のこと。
NR試験室 二見