長岡生コンクリート
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2020/03/04

【ダメだったら全解体・続 言葉の解釈】

【ダメだったら全解体・続 言葉の解釈】

昨日の出来事。
朝いち打設した土間コンが固まってないという。

「こんなに固まらない生コンは見たことがない」
夕方、エクステリアの社長から電話連絡があり、現場へとかけつけた。
→詳しくはこちら https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_513.html


生コンの専門家としては、普通に固まっているように思われたが、
この社長の目から見たら、「固まり方が遅い」と感じたようだ。

あれこれと会話を交わした末、翌朝の状態で判断しようという流れに。
そんな翌朝、社長は車に道具を一式、満載でやってきた...

「ダメだったら全解体でやりかえようと、ハツリ一式積んできた」
「ダンプで生コン取りに行ってもいいな、と思ってね」
「長岡(生コン)はダメだから、三島(生コン)かなぁ、と思ってたんだよ」

前日の見立て通り、現場の土間コンは無事に固まっていた。
社長の心配も杞憂に終わったので、そこには笑顔が漏れる。

「俺らはね、あちこちで仕事してるから、あちこちの生コンを見てるんだよ」
「工場変わるとさ、本当に全然違うもんなんだよな。性状も、仕上げも」

garege_before_after.jpg

さすが、外構業者。
生コンを扱うことが多いだけあって、その指摘がリアルだった。

「コテが全然仕上がんねぇ」
「砂っぽくてヘドロみたいな性状」
「洗い砂を混ぜてやがる。そんなのお見通しだよ!」

なるほど、そんな生コンも、確かにありそうな気がしないでもない...
そういう経験をしているだけに、しっかりと対策もしているという。

「今回、21(N/mm2)でいいところを、24にした」
「24を27にすることもある。気温が低かったりするとね」
「入ってるセメントなんて大して変わんねえんだよ、24も27もな」

自分たちが安心できるように、そこは自主的に割り増しているそうだ。
仕事にも自信を持っている様子。確かに刷毛引きもピンと仕上がっている。

IMG_9551.jpg

「今回はすいませんでした。心配かけさせてしまい申し訳ありません」
別れ際にもう一度、謝意の言葉かけると社長は笑って言ってくれた。

「いやいや、こちらこそありがとうな!
 良かったよ、こうやって見にきてくれて」

昨日、電話を受けた時にはどうなるかと心配だったが、
今回も無事に乗り越えることができたようだ...全ての事象に感謝!

NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士