2016/11/14
「やっぱり僕たちの活動をできるだけ多くの人たちに見てもらいたい」
いよいよ、今週に迫った。
GNN第5回技術発表会・第18回技術勉強会
GNN95社のアライアンスでは日ごろ生コンに関わる、
・新技術の開発
・「困った」の解決
をSNSを利用して個別的にまたは連携(コンソーシアムのような活動)を通して、
日夜取り組んでいる。
2011年4月に発足したから、今年で足かけ6年の取り組みとなるが、
毎年この時期になると実行委員会(GNN有志)や関係協力者のみなさんと、
慌ただしい毎日を迎えることになり、今年も5年目の充実した日々が始まっている。
1週間前の集計でざっと150名以上の来場者数を確認できている。
最後の1週間で概ね30~50名の駆け込みを例年見ているので、
今年もやっぱり200人規模の勉強会を開催できそうだ。
僕もそうだけど、
「やっぱり僕たちの活動をできるだけ多くの人たちに見てもらいたい」
全国には余り知られていないけど、すごい技術を持った生コンパーソンが多くいる。
やっぱり、「ありがとう」って言ってもらいたい。
努力している姿を承認してもらいたい。
それは、別に恥ずかしいことだとは思わないし、本来の欲求だと思う。
※参考ブログ「生コン女子」(https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_96.html)
社会インフラの最重要資材と言ってよい、生コンクリート。
水の次に流通する材料、だというのに、その産業構造は、
縦型、閉鎖的。
世界的にも稀に見た高度経済成長を支えた、
70年近い歴史を有する生コン業界。
ある意味、
縦型、閉鎖的。
にならざるを得なかったんだと思う。
ただ、このままの形でいいのだろうか?
地域や枠組み(組合)という壁に縦型に納められていて、
ただひたすらに上から降ってきた情報を信じ、
恭順に生コンを練っているだけでいいのだろうか?
そんな、想いを持った数名の生コン工場実務者が始めた、
元気な生コンネットワーク→GNN
この熱は同じ気持ちで働いていた全国の生コン工場に伝播し、
今や、「地域枠組みを超えて本気で水平に連携できる場」としてのGNNに成長した。
そこには上下関係はない。
興味関心があるテーマに主体的に取り組めばいい。
一人では荷が重いテーマであれば、その場の熱い仲間たちに協力を求めればいい。
こうして生まれた多くの生コンにかかわる成果物のほとんどは、
閉鎖的・保守的な生コン業界に革新をもたらすほどの可能性を秘めている。
一人や一社の力は小さいかもしれないけれど、
本気が集まり今や業界に大きな変革を実際にもたらそうとしている。
誰がやったか?
なぜ起きたか?
これはもう、誰がとかどうしてなんて言葉で語れないほど、
生コン業界で鬱屈していた情念が、社会的要請にたまたま答えることができた。
振り返ってみると、「奇跡としか言いようがない」5年間の道程が浮かび上がる。
そんなことを、日ごろから関係者と共有している。
すべての職業にいえることだと思うけれど、
毎日の生コンはHappyなことばかりじゃない。
辛いこともいっぱいだし、仕事以外でもあれこれなにかと忙しい。
特に僕たちのような中小零細企業に従事する人たちの多くは、
報われないことの方が多いんだと思う。
だけど、GNNにいる多くの人たちは、それを他人や社会の所為にせず、
自ら向かうべき方向を向き、なにかを実践して少しでもベターをめざす。
今週末11月18日(金)10:00~建築会館で、
5か年以上の交流の結果がさく裂する。
「やっぱり僕たちの活動をできるだけ多くの人たちに見てもらいたい」
ぜひ、奇跡の当事者として苦楽を共にしたいと願っている。
宮本充也