長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/12/31

「良いお年をお迎えください」2020年ブログ書き納め

「良いお年をお迎えください」2020年ブログ書き納め

ブログ毎日3本の毎日5回目の年末を迎えている。2021年を明日に控え、今年最後のブログを書こうとしている。滅多に振り返ることのない過去のブログを眺め2020年を総括し、2021年に起きるであろう出来事の兆しを読みたい。「良いお年をお迎えください」2020年ブログ書き収め。



コロナとともに幕開けした2020年

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⚫︎参考記事: 「たった1ヶ月で月間20万PVをも突破」365日欠かさず3本ブログを書いて4年と1ヶ月目に起きたこと(その5)

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⚫︎参考記事: 《1年で1000%》「建設資材(ドライテックなど)無限のスケーラビリティについて」



コロナ禍、世間を震撼させた新型コロナウィルスは新しい時代の幕開けを告げた。

世界中に新しい時代の幕開けを告げたという捉え方をしている。

誰もが変化を余儀なくされた。

個人的には、生まれて初めて自宅で1ヶ月以上過ごした経験をした。

そんな時期も、毎日ルーティーンのブログ3本と自己啓発(資格試験や、ドラッカー、ティール組織、経営ノート等)2時間、ランニング10kmをひたすら続けていた。

それだけで1日のうちに7時間ほど僕の時間を拘束した。

これで、丸5年目を迎える。


そんな日々、改めて僕の住む伊豆の自然の豊かさに魅了された。

近所の葛城山の標高300m地点まで一気に駆け上がって息を切らしながら森のざわめきや鳥の囀りに耳を澄ませた。

遠く日本アルプスを望み、眼下には駿河湾や狩野川、向こうには箱根や富士山が一望できる。

世間を震撼させているコロナはまるで別世界の出来事のように、世界の景色は変わらず美しく移ろっていた。

慌てふためいているのは、ニュースや人々の心だけのようだった。

僕の心は日々のルーティーンとともに安らいでいた。

明らかに時代は変化していた。

緊急事態宣言の最中、普段多くのスーツ姿のビジネスパーソンを見かける新幹線はガラガラだった。

車両に僕しか乗っていないなんてこともあった。

リモート会議もそんな僕しかいない新幹線の中で大きい声を発しながら行われた。

僕はいつも通りMAPEIの販促品のフリースとユニクロの長ズボン姿で1年を過ごした。

これまでとやっていることは特に変わらなかった。

ある時からずっと感じていた違和感。

産業が前提に置く「有限な惑星の上での無限の拡大再生産」。

大地を削り続け、汚し続け、蓋し続ける、僕が身を置くコンクリート産業。

着実に、人々が愛する大自然を削り続け、汚染し、自然と人々との間を分断(蓋)し続けている。


コロナで遅々として進まなかったリモートワークが当たり前になった。

ワーケーションなんて言葉が急浮上した。

存在意義が不確かだったスタッフ部門の人員整理。

多くの企業で、働き方が見直されている。

倒産の憂き目にあう外食チェーンも多いようだ。

明らかに人々の役割が変化した。

役割を失った人々にとっては2020年は最悪だったかもしれない。

増加した自殺率。

惑う人々。

「コロナが収まったら、また飲みに行きましょう」

口に出している本人だって、そんな世界は想像していないはずだ。

もう、戻らない。

繁華街の雑踏や、無駄な出張、CO2をガンガン焚きながら大勢を乗せて飛び立つジャンボ旅客機。

人類はひょんな形でコミュニティを再生するのかもしれない。

インターネットは本来のその機能を人々に提供しているように思える。

実際の動きは実にローカルに限定され、それでも交流はインターネットや先端テックを通じてグローバルに展開する。

「ZOOMでしか会ったことのない人」が大勢いる。

それでも、これまで以上に効率は上がった。

時代は変わったのだ。

本来の形に修正されたといっていい。



透水性コンクリート《ドライテック》のスケール。

コロナ禍で在宅が増え、インターネットに接する時間が増え、家の中や外に目が行きやすくなったことがきっかけとなった。

エクステリア(建設)資材ネット販売日本一エクスショップとの協業が加速した。

問い合わせは日に多い時には10件も寄せられた。

年間問い合わせ件数は3000件のペースだ。

実際の透水性コンクリートの納品実績も、多い時には日に3現場ほどを数えた。

明らかに昨年までとは様相が変化した。

まさに、指数関数的な伸びを示した。

それらを支えたのは15年地道に開拓し続けてきた製造・施工アライアンスだった。

1件1件、案件ごとに最寄りの生コン工場との交渉を継続し開拓してきたネットワーク。

15年目にして、コロナ禍がこのアライアンスを新しい市場構造としてブレイクスルーのきっかけをもたらした。

今や生コン工場連携の象徴としての透水性コンクリート《ドライテック》はそれぞれの地域でたくましく市場を開拓している。


そして、コロナ禍で僕たちは静かに考える時間も増えた。

これまでの物質的な欲求とは異なる、心の内側から湧き上がってくる衝動に敏感になった。

成長や物質的な豊かさを目的とするのではなく、情緒的な真の豊かさを求めるようになったのかもしれない。

汚れた地球を子孫に残すような拡大再生産から距離をおいた産業の創造。

透水性コンクリートは「水を通す」が価値なのではなく、実は、その表面積が大きいことが本当の価値なのではないかという着想も得た。

それは、時同じくして、「2050年排出ゼロ」を新しい総理大臣菅義偉が打ち上げたタイミングだった。

⚫︎参考記事: 《コラム》「透水性コンクリートの本当の価値は水を透すことではないのかも知れない」

「コンクリートから人へ」。

とかく、世間を騒がす厄介者のイメージが強かった僕たちの生コンクリートが、これからの新しい時代の要請に応えることができるかもしれない。

そんな気づきを得たのも2020年の出来事だった。

RRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会)が発足したのも、今年のことだった。

「水の次に流通する材料」生コンクリートは元々、大地を最も削り、最も汚し、最も蓋してきた存在だったが、新しい時代には、クローズドループを志向し、その圧倒的なボリュームでCO2を封じ込め、さらにCO2を固定化する。

大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリート、という実像が浮かび上がってきたのも今年だった。

コロナ禍で静かに耳を澄ませていた時、時代の足音が僕には聞こえた。



持続可能な拡大再生産。

これが、2021年、来年以降生コン産業だけではなく、あらゆる産業が志向すべき道筋。

超高齢化社会に1番に向かう。

新生児はなんと800万人を割り込んだという。

人口半減社会へ、先進各国の中で最も早いスピードで移行している。

コロナは変異しさらに人類を脅かしている。

普通に考えればこれは最悪の事態なのかもしれない。

ただ、僕には、チャンスにしか思えないのだ。

人は僕も含めて怠け者だ。

なかなか変化をしようとしない。

そして、その先にあるのは破滅しかない。

それは誰もが知識として知っている。

新しい時代を迎えた2020年が暮れようとしている。

僕はいつも通り地元の中華料理店でこのブログを書いている。

このブログで2020年の毎日ブログ3本以上も満了することになる。

さあ、新しい時代を迎えた僕たちは2021年から更なる飛躍を見ることになる。

今年1年間も誠にありがとうございました。

どうか、皆さんにとって2021年が変革に満ちた充実した1年になりますようお祈りいたします。

良いお年をお迎えください。

2020年12月31日 中華レストラン古奈静山にて。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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