2020/05/25
【埼玉】「《時間》と《手間》土間コンとドライテックどう違うの?」カーポート・土間コン #2

埼玉県草加市。元々田んぼだった土地にカーポートと土間コン(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1136.html)2日目は土間コンクリート。準備工としてエラス(目地材)の養生、ワイヤーメッシュ敷設。生コン打設の後、均し、水引を待ち金鏝2回おさえ、ハケ引き。「ドライテック施工になれてしまうと土間コンクリート打設はかなりの手間でした」。
製造:渋谷建材様、施工:エクスショップ(15m2、100mm、3名、6時間)。
エラス、ワイヤーメッシュ、水引き、おさえ、はけ引き
施工Before(路盤工済)。
15m2透水性コンクリートならおよそ30分で施工は完了するところだが、今回は溢水防止に通常の土間コンクリートを施工する。
この現場では《ドライテック vs 通常の土間コン》でどのような違いがあるか検証することができる。
土間コン打設に先立ち、エラス(目地材)の設置(養生)とワイヤーメッシュの敷設がある。
大人3人で結構な時間がかかる。
準備工が終わったらいよいよ生コン打設(敷設)。
この工程は透水性コンクリートとかかる時間はほぼ一緒。
ただ、足元にワイヤーメッシュが敷いてあるため一輪車での材料納入は手間と時間が多少かかる。
打設がおよそ完了したら今度は均し作業に入る。
この後、ブリーディングと言って数時間生コン表面に「あま」と呼ばれる水分の上昇が見られる。
こうした現象が落ち着くまでは手待ちとなる。
ブリーディングを睨みながらのおさえは金鏝で2回ほど。
表面を汚さないように注意を払いながらの作業はどのように映るだろう。
透水性コンクリートの場合スニーカーで仕上げ(プレート転圧)ができる。
⚫︎参考記事:【岐阜】「Tシャツにジーパン、スニーカーで施工できる」駐車場・水はけ・排水・DIY
そして最後の仕上げハケ引きはノンスリップ効果のための措置。
施工After。
大人3人で6時間、ほぼ丸一日かかってようやっと完成。
5月下旬で気候もずいぶん暖かくなってきたからこのくらいで終わったが真冬はブリーディングが引くの(乾燥するまで)にさらに時間がかかり夜遅くまでかかることだってある。
「土間コンと透水性コンクリート時間と手間どう違うの?」
以上見てもらった通り、土間コンの場合打設前後にドライテックにはない工程がいくつか重なる。
土間コンクリートが6時間かかったことに対して、透水性コンクリート(ドライテック)の場合は30分で終了。
透水性コンクリート打設のDIYマニュアル動画で施工プロセスが一覧できる。
30分対6時間=1:12、なんと土間コンの方が12倍も時間がかかっていることが分かる。
次にプロセス(手間数)を比較する。
《土間コン》
エラス、ワイヤーメッシュ、打設(敷設)、均し、ブリーディング、おさえ2回、ハケ引き、合計8工程。
《透水性コンクリート》
いきなり敷設(打設)、均し、転圧(締め固め・仕上げ)、合計3工程。
3対8=1:2.7、土間コンの方が2.7倍手間が多いことになる。
⚫︎参考記事:「土間コンクリートはDIYできないの?」専門家が教える土間コンクリートがDIYに向かないワケ
「ドライテック施工になれてしまうと土間コンクリート打設はかなりの手間でした」
普段ドライテック施工に協力いただいている施工者さんの生の声。
一度透水性コンクリートを施工してしまったら土間コンに戻りたくなくなる。
これが現場のリアル。
もしまだ「やったことないからためらっている」そんな施工者がいるのなら。
どうか重い腰を上げて残りの職業人生を輝かしいものにしてもらいたいと願うばかりだ。
今回の現場は土間コンクリートのDIYマニュアルとしても、また透水性コンクリートとの比較としても非常に有益な実績だったためこのように詳細を解説した。
12倍もの時間、2.7倍もの手間がかかる土間コンクリート。
そろそろ足を洗って透水性コンクリートに乗り換えない?
施工が楽になるだけじゃない。
⚫︎水はけ、排水設備、水勾配
⚫︎ひび割れや色むらのクレーム
そんなおまけみたいな面倒からも解放される。
「それでも新しい工法はちょっと心配」
それなら、毎日15時から開催されているZOOMでのWEBセミナーに参加して心配を払拭しよう。
プロの施工者向けにプロの製造者(僕)がじっくりお相手して全ての疑問にお応えします。
今この工法を取り入れなければ数年後先端エクステリアシーンから置いてけぼりにされてしまう。
数年後、この透水性コンクリートは従来の土間コンクリートに変わって標準品の座に輝く。
それだけの手応えを感じている。
宮本充也