長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/08/01

「コンクリートは財務・製造・社会・関係・自然・人的・知的【資本】の循環を生み出す」(週刊生コン 2022/08/01)

「コンクリートは財務・製造・社会・関係・自然・人的・知的【資本】の循環を生み出す」(週刊生コン 2022/08/01)

改めてコンクリートに携わっていることを誇らしく思った1週間。ヒト・モノ・カネ・情報はコンクリートを循環器として世界の隅々にまで行き渡る。設置面の広大なコンクリート産業だからこそ果たしうる固有の貢献について。



循環を起こすコンクリート


⚫︎先週の記事1:《未来型セメント》「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#4

⚫︎先週の記事2:《未来型生コン製造》「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#5

⚫︎先週の記事3:《未来型As混合物製造》「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#6


先週は「着想」「構想」として完全クローズドループのセメント・生コン・アスファルト混合物といったマテリアルのあり方が生まれた。

大地を削らない(セメント、骨材の原料を採掘しない)。

大地を汚さない(残コン、スラッジなどを廃棄処分しない)。

大地を蓋しない(ポーラスコンクリートなど透水性コンクリート)。

これは地球規模で再現可能な仮説だ。

この仮説は白石建設や当社らの手により10年とか日和ったことを言わずに直ちに検証に移される。

「実装」がラストワンマイルの強み

⚫︎先週の記事4: 【伊豆】《故郷に恩返し》「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #5

形にするのは誰でもない、製造・施工のラストワンマイルだ。

学者でもゼ研究職でもない。

ましてや、人事・財務・経理でもない。

作る(製造)・使う(施工)ラストワンマイルの両輪が回ってこそ形は生まれる。

権威や名声がいくらあろうとも市場と顧客は一顧だにしない。

そんなもんは単なる自己満足であって顧客の関心の外にある。

消費のラストワンマイルにその価値・形を届けられるのは僕たち製造と施工の両輪が回ったときだけだ。

明後日3日には伊豆の国市の関係部署を訪ねることになっている。

母校長岡中学校の駐車場をフィールドとして循環を生み出すコンクリートの実装が予定されている。

地域のヒト・モノ・カネ・情報が錯綜する交点としてのコンクリート

ここに至るまで、これまでおよそ接点ができにくかったさまざまな属性の方々が交わった。

金融、コンサル、酪農、小売、工務店、エンジニア、製造、施工、流通、物流、飲食、旅館、行政。

普段属性の異なるそれぞれはせいぜい飲み屋だとか地域活動だとか。

特段経済価値が生まれる場で交流することはほとんどない。

まちづくり・まちおこしの類は常に行政かどこぞの押し売りボランティアかNPOまたは僕の苦手なJCとかロータリーなどが主導して「動員」される形で行われる。

リーダーとフォロワーという関係性だ。

一方、伊豆の国市という地域を中心に今起きようとしている現象にはリーダーもフォロワーもいない。

それぞれはそれぞれの役割を果たすだけ。

当社は生コンクリートを製造する。

飲食で発生した残飯が配合されるかもしれないし、限界集落の放置竹林から発生した発生材が用いられるかもしれない。

行政は行政手続きを執行し発注し、そこに施工がそのコンクリートを用いて施工する。

あるいは民間事業者の誰それが実装するための場所(駐車場や畑のマルチングなど)を提供するかもしれない。

そんな循環は共感を生みグリーンボンドやクラファンなど金融が役割を果たす時が来るかもしれない。

インフラが観光資源となり地域外からの人の流入を生み出し飲食や旅館に需要が生まれるかもしれない。

人が集まるところではいろんなアイディアが生まれる。

「水の次に流通する材料」コンクリート産業はあらゆる全ての属性と関わり合いを持っている。

だからこそ、地域のヒト・モノ・カネ・情報の交点としてコンクリートが役割を果たす。

口先だけじゃなく日々実装されるコンクリート

関わりのあるプロジェクトの進捗を見ていると「バカだなあ」「トロいなあ」「いつはじまんだ」という気持ちが頭をよぎる。

動かすのは口ばっか。

発表するのは構想ばっか。

そこでは何一つ具体的な成果が生まれていない。

口を揃えて「10年」と念仏を唱えている。

長年勤め人として成果ではなく組織の上ばかり見てるとこうなるんだなあと気の毒に思う。

そんな人々は置き去りにして僕たちは「今」も「実装」を重ねている。

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⚫︎先週の記事6: 【静岡】「見た目がデメリット?! ちゃんと見てねプロ施工者が施工するオワコンの仕上がり」生コンポータル

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⚫︎先週の記事7: 【群馬】「暮らしにまつわる雑草・排水を対策するならもう砂利舗装とか防草シートとかではない」モトキ建材・ジェイクレインリード・高総建設

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⚫︎先週の記事8: 【神奈川】「砂利とか砂を撒いてるような施工だけど仕上がりはこれ!とってもスッキリ!!」小島商店生コン部・ダップルス

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⚫︎先週の記事9: 【神奈川】「雑草さんたちには《ここに来ないでね》。水を透すから《排水OK》。植栽にとっては《根系に水と酸素が供給》。砂利舗装よりも《安い》」石塚建材・ダップルス

誰かの作ったレールの上ではなく、自分たちで作った道の上で毎日せっせと形を作り続けている。

口八丁手八丁の中身のない口だけ番長の出番はない。

お上の指図に唯々諾々とお行儀の良いおままごとに付き合ってる暇はない。

僕たちのコンクリートはそんなおままごとはどこ吹く風で今もそれぞれの地域に循環を生み出しながら形を形成し続けている。

「コンクリートは財務・製造・社会・関係・自然・人的・知的【資本】の循環を生み出す」

そんなことを実感した1週間だった。

今週僕たちのコンクリートは一体どんな循環を生み出すだろう。

ポンコツどもはどこ吹く風で僕たち当事者はそんなコンクリートを作っていきたい。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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オコシコンとドライテックの違い
オワコンとオコシコンの違い
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