2022/08/03
【静岡】「ポーラスコンクリート(オコシコン他)はDIYに向いているのか?」ICC
先ほどのブログではオワコンを午後から5名でDIYした現場を紹介したが、その午前中にはオコシコン(既往のポーラスコンクリート)が同じメンバーらで施工されていた。これまで庭コン・生コンポータルでは透水性コンクリートのDIYを推奨してきたが、オワコン誕生の今DIYは今後も推奨されるのか?
製造:ICC(担当:二見竹馬)、施工:DIY
【検証】ポーラスコンクリートのDIY
⚫︎参考記事:【静岡】「夏場でも簡単に乾かないため急がなくてもいい施工はDIYerにもとっても優しい水を透すコンクリート」ICC・DIY
Before。
設置されたカーポート下の土間コン。
YouTubeで見つけた透水性コンクリート。
素人さん5人でDIYに挑戦。
午後から予定されているオワコンDIYに先立ち午前中に施工が行われた。
DIYで購入する場合の資材一覧
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | ※ 参考価格 | |
---|---|---|---|---|
砂利・砂・砕石 | 15円/kg | 込 | 1000kg | 56円/kg |
乾燥生コン・乾燥モルタル | 20円/kg | 込 | 1000kg | 33円/kg |
オワコン | 20円/kg | 込 | 2000kg | - |
オコシコン(透水コン) | 30円/kg | 込 | 2000kg | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 | 別 | 1セット | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 | 別 | 1セット | - |
※参考価格:袋タイプをホームセンターで買う場合の価格です。
DIY向け資材を購入するメリット
・重い袋タイプを運ばなくても、資材が自宅までトラックで届きます。
・工業規格と同じ配合なので高品質です。
・資材を置き配することができます。
DIY向け資材購入の注意点
・注文ロットは500kg刻みとなります。
・お支払いはpaypay、現金にて当日または事前決済となります。
そんな透水コンは果たしてDIYに向いてるのか?
確かにオワコン同様「撒いて踏む(締め固める)だけ」というフローを辿るオコシコン。
ただ、何か違う。
施工者らは施工後以下のように語った。
「オコシコン(透水コン)よりも、オワコンの方が、施工がしやすかった」
こちらが既往のポーラスコンクリート(オコシコン)。
写真でわかるように、オワコン(造粒ポーラスコンクリート)に比べて骨材の周りを覆うペーストがなんとも心許ない。
だから、「乾かないうちに急いで」施工しなければならない。
これが夏場など過酷な環境ではDIYerにとって負荷となる。
ポーラスコンクリート完成
After。
あちゃー、足りなかったっ。
というわけで、なんとかアドリブで型枠を拵えて仕上げ。
足りない分は後日に回すことになりました。
結構大変だったろうなあ。
アチいしね。
庭コン・生コンポータルの【結論】DIYにはお勧めしません
マテリアルは日々進化している。
昨年生まれたオワコンは造粒されたポーラスコンクリートだから水持ちがいい。
セメントペーストで覆われただけの既往のポーラスコンクリートだと「ドライアウト」(乾いてしまい硬化、つまりは水和反応が起きない)による骨材飛散(はがれ)が懸念される。
確かに、「撒いて踏む(締め固める)だけ」というフローは全く同じなのだが、実際DIYの場合にはこの骨材飛散は生じやすい。
それをどこまで許容するかはDIYerの主観に委ねられるところになる。
ただ、マテリアルを提供する当方の心情としてはDIYに委ねた場合は全く別物として整理したい。
結論。
庭コン・生コンポータルではポーラスコンクリートのDIY施工を勧めないようにします。
この後のブログで紹介予定だがオコシコン、オワコンについで、ドットコンなるプロダクトがいよいよリリースされている。
水を透す。
なのに、普通の生コンで施工できる。
非常に面白い可能性を秘めた製品だと思う。
日々、世界は進化し続ける。
誰かの思い上がりを待ってくれはしない。
僕たちにできることはただひたすら世界の要求する声に耳を澄ませて自分の姿を変えていくことだけ。
引きこもってなんかいられない。
他人の動きに目配せしてる暇もない。
孤独を拒絶するのではなく受け入れ愛する。
昨日、こんな話をしていたら隣で運転していた石原さんが総毛立っていた。
ウケる。
頑張ろう。
宮本充也
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