長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/06/29

【生コン温泉番付】「生コン屋さんのご当地自慢?! 伊豆長岡温泉で生コンクリート練ってみました」

【生コン温泉番付】「生コン屋さんのご当地自慢?! 伊豆長岡温泉で生コンクリート練ってみました」

ひょんなことから始まった、ご当地伊豆長岡温泉(の排水)で生コン練ってみようよの会。昨日パイセンとの別件実験のエクストラで実際に伊豆長岡温泉の源泉(23℃)で生コンを製造してみました。その驚愕の結果とは。



生コンの練り水に温泉排水

⚫︎参考記事:「町おこしとか、地方創生とかについて、コンクリートを通してできることメモ」

ネットで「温泉」「練り水」「排水」あれこれググってみたのだが出てこない。

hotspringとかready-mixed concreteとかbetonとかでググったがそれらしいものがない。

ワンチャン、世界初かもしれん。

温泉で生コン作ってみました。

このところ共同がやんごとないパイセンと「ついでに」って感じで、ガチで伊豆長岡温泉を持ち込んで試験練りをしてみた。

詳細は研究案件であるため省くが、簡単に言えば再生骨材Lを用いた生コンの試験練り、ってやつ。

配合は24-8-20(N)とした。

天然骨材を用いればばっちりスランプ8cm出るだろうってところで、じゃあ、L品はどうなんの?って感じの試験練りを行った。

やっぱ、普通に考えれば吸水率も高いし、粒径判定実績率も不明ってことなんで、単位水量は増えてしまうだろう。

つまり、スランプは硬めになるよね、って感じの雰囲気で始まった。

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で、予想通りの結果、4.5cmってちょっと固すぎんだろって思ったが、名誉もあるんで産地は伏せよう。

再生骨材ってのはやっぱし管理が大変そうだなあって印象。



で、温泉で練った生コンどうだったか

骨材は同様、L品だ。

専門家ならご存知のように、再生骨材ってのは、L・M・Hとマックみたいな感じになっている。

いや、違うか。

マクドか。

どうでもいいか。

そんで、今回採用しているのはL(Low)品質つまり、一番良くない骨材。

だから、さっきも結果が出たようにスランプ4.5cmと基準を外した。

8cmのスランプをターゲットとした場合、±1.5cmの範囲に収めるのがJIS A 5308の要求だ。

で、温泉で練った生コンはどうだったか。

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「水」ってなってますが、こちらさっき汲んできた伊豆長岡温泉。

まあ、見た目、水。

実際に入ってみると伊豆長岡温泉ってのはなめらかできめの細かいとても素晴らしい泉質。

アルカリ単純泉。

僕の中で最強は身延温泉か我が街伊豆長岡温泉となっている。

身延温泉は遠いから、やっぱ伊豆長岡温泉である。

この後のブログでkrに関してめちゃくちゃ自慢させていただこうと思っているが、そんな伊豆長岡温泉が掛け流しで楽しめる施設がこの度オープンしております。

閑話休題。

そんな伊豆長岡温泉で生コン練ったら実際スランプどうなんの?

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試験室内がどよめく。

スランプ7cm。

合格。

この衝撃、磁石おじさん以来である。

⚫︎参考記事:「生コンはこの衝撃に耐えられるか?|流動化技術 その5」



地元温泉旅館が協力するインフラ整備

衝撃的な結果を目にしたが、現時点ではこれが一体どういった理屈でこうなったか全く不明。

そこはこれからの研究に委ねられるとして。

とりあえず、強度とか最低限の要求性能を満足しているという確認が取れたら。

簡易舗装などに順次適応していきたいと思っている。

ちなみに来月は首長を訪ねる予定だ。

で、何がしたいか。

完全地産地消循環型コンクリートによる我が街伊豆の国市のインフラ整備である。

⚫︎参考記事:「GI基金採択の勢いで目指せ伊豆地方連携型のゼロカーボンシティ」

なるべく骨材は地元の副産物、つまり「残コン」を利用する。

そのことで、カーボンゼロ骨材とすることができる。

なるべくCO2を吸収固定しやすい構造とする。

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オワコンやgranZ concreteなど造粒ポーラスコンクリートだ。

つまり、温泉と残コン由来の骨材で製造した生コンクリートを造粒させることでCO2との接点をふやす。

コンクリートが含むCa(OH)2が「地元の」大気中のCO2を利用して炭酸カルシウムCaCO3に変化する。

最後の課題は、なるべくセメントを用いない、あるいはCCUをモリモリ実装するって当たりになるんだと思う。

その点に関してはGI基金のプロジェクトに委ねられたり、既往のプロダクトを盛り込んだりする見通しだ。

で、そんな生コンクリートで地元伊豆の国市や近隣市町のインフラ(舗装)を整備する。

「この歩道はサンバレー富士見の温泉排水で製造されたコンクリートで12トンのCO2を吸収利用しています」

って立て看板がつくわけだ。

名刹に建てられている案内板みたいな感じで。

つまり、地元の旅館のPRにもなるじゃん、てわけ。

我ながらすごいアイデアだと思う。

誰も傷つかない。

みんな喜ぶ。

そんな感じで昨日もパイセンを地元の飲食店やキーパーソンとの面談に連れまわし結果泥酔してなんのこっちゃ覚えていない状態であります。



例えば全国各地の温泉街の生コン屋とバトるとか


温泉番付とは、温泉地を大相撲の番付に見立てて格付けしたものである。 ウィキペディア


で、こんな企画面白いんじゃないだろうか。

同一配合(同一W/C)で全国各地の生コン工場がご当地の温泉で試験練り大会。

なるべく、治産材で製造する。

で、バトるのである。

審査員とかに野口先生とか有名な先生を担ぎあげる。

きちんとあらかじめ審査項目を作っておく。

GNNでやってたいいかげんなアワードじゃなく(僕がやってましたが)、ちゃんとした学術的でもあるアワード。

で、毎年生コン温泉番付が広告される。

おもろいんじゃないか。

町おこしにもなるし。

生コン工場のPRにもなるし。

さらには、生コンってCO2を循環させたり、資源を循環させたりするんだね、って民草に知らしめることにも繋がるし、で。

や、やや、これ、おもろいぞ、多分。

例えば、別府温泉とか草津温泉とか有馬温泉とかを担いだ生コン工場に長岡温泉が勝ったら、超面白くね?

まあ、みんな、ご当地を背負うわけだから、かなり気合を入れるだろうね。

盛り上がるね。


というわけで、今日はブログに少し力を入れすぎて、ずいぶん時間がかかってしまった。

まだ、これ、2本目である。

3本目は、肩の力を抜こう。

そんなテーマだし。

というわけで、企画してみようかと思います、RRCSが母体でやってくれた方がおもろいかな。

イベント「生コン温泉番付」。

いやー、町おこしだし、コンクリートのprにもなるし、いいことづくめ。

募集が始まったら、ぜひみなさん、参加してね。

待ってる。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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オワコンとオコシコンの違い
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