2020/08/04
【<固い固い>と言うけれど・ポンプ圧送-3】
地上4Fスラブの大量打設。
ポンプオペが、声を張る!
4Fに上がってみてビックリ!
地上15m打ち上げた先端で、さらに50mの水平圧送。
そりゃあ、スランプもロスすることでしょう。
ところが、筒先へ行ってみて、さらに驚いた...
↓ここまでの話は以下。
https://www.nr-mix.co.jp/topics/-1.html
https://www.nr-mix.co.jp/topics/-2_2.html
筒の先端では、ポンプオペ率いるポンプ手元が4人。
なんと筒先の配管から、さらにフレキ管を2本つないでいる⁉
3m+7mで、計10mのフレキ管。
そりゃあ、4人もいないと、振り回せないことでしょう。
通常フレキ管は、
圧送時の水平換算距離を、20m/1本として計算される。
「固て~...、固て~よ!
もっと軟めで出してくれないと、詰まっちまうよ~!」
ポンプオペに対して、応える言葉。
「そりゃ、そうですよねぇ、これだけつないでたら」
「プラントにも、現状を伝えておきますよ」
そうとしか、言いようがない...
「ただ、ここまで長距離圧送するのならば、
配合計画から見直した方がいいかも知れませんよ」
「それはぁ、俺の仕事じゃねぇ!」
現場監督に聞こえるようにか、ポンプオペはさらに声を張った。
(ま、そりゃそうだわな...)
そうして、いつも通りの打設光景が繰り広げられるのであった。
昨日も今日も、プラントは生コンを出荷し、
ポンプは生コンを圧し、試験室はスランプを抜く。
トラブルは、原因究明をしてからの対処が効果的。
え、手の出せないところに原因があった場合?
それはまた、別のお話。
自分の影響の範囲内で、最善を尽くします。
NR試験室 二見