2020/03/23
「生コン屋さんの基本」週刊生コン(2020/03/23)
生コンポータルでは日々「生コンでいいこと」の多くを紹介しているが、そもそも生コン屋さんの基本とはなにか?「水の次に流通する材料」と言われる人々の営みに必要不可欠なインフラの基礎資材「生コン」。そこに求められる使命とは。
「祝!長岡さくら15周年」地域に溶け込む生コン事業所へ
https://www.nr-mix.co.jp/topics/15_2.html
おかげさまで15周年。
あまりに当たり前のことだけれど、生コン工場の使命は生コンを地域に届けること。
「水の次に流通する材料」
と言われる生コンクリートは人々の繁栄になくてはならない普遍的な基礎資材。
今乗っている電車も、道を走る車も、暮らす家も、働くオフィスも。
全てはコンクリートという基礎に支えられている。
そのあまりに普遍的であたりまえのコンクリートはその地域の生コン屋さんで製造され建設現場に届けられている。
あまりに当たり前すぎて誰にも意識されない。
黙々と人々を支えている。
その生コンを届ける役割を果たしている生コン工場。
こちらも黙々と、誰にも意識されることなく、街の片隅でひっそりと(それでも騒音と振動は問題となっているものの)操業されている。
その生コン屋さんの基本とは。
「役に立つ、続ける」
あるいっときに最大瞬間風速的に価値を生み出すのではない。
雨の日も、風の日も。
淡々と生コンを作り現場に価値を届け続ける。
褒められもせず、感謝もされなくとも。
「続ける」
そのことに価値を見出した場合。
続けるために、何をすべきか。
人口減少と共に低迷するだろう生コン工場の使命を見つめる。
「生コンでいいことが生まれるのは常に現場!」現場至上主義・共有
https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_522.html
⚫︎透水性コンクリート
⚫︎残コンソリューション
⚫︎コンクリート色合わせ
生コンポータルではなにかと目新しい先端技術を取り扱っている派手な印象があるかもしれない。
運営会社長岡生コンクリートのモットー、
「0.5m3に魂を燃やせ!」
「現場至上主義」
どんな小さな現場でも必ず職員が足を運び現場の困りごとをヒアリングする。
ほんの些細な気づきでもなるべく気づきを得てそれを仲間たちと共有する。
生まれた課題に答えを出す。
それは、工夫だったり製品だったり、結果として生コンポータルがこれまで生み出してきた付加価値・製品として帰結し、それらは顧客に還元される。
大切なのは現場。
これは、「生コン屋さんの基本」。
常に念頭に置いておくべきこと。
【静岡】「守られ社会の適切な評価にさらされなかった子供はどんな大人になるだろう?」生コン産業・夜間出荷
そんな、生コン。
電気、水道、同じくらい普遍的な存在が「夜はやってません」は違うように思う。
土日、祝祭日は休もう。
それは、産業側の都合。
市場と顧客は常に生コンを必要としている。
それならば、それに応えるのが産業人の務め。
土日、祝日、深夜、に働いても誰かにしわ寄せとならない仕組みを作る。
これも、産業人の務め。
守られすぎた子供
のように、いびつになっていく生コン産業。
誰もそれに反論しない。
世間と生コンの溝はますます深まるばかり。
地域の安心と安全を守る産業。
生コン屋さんの基本。
災害が起こってからでは遅い。
当たり前を当たり前に支える産業。
「生コン屋さんの基本」
宮本充也