長岡生コンクリート
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2018/11/05

「経験を作っている|週刊生コン 2018/11/05」

「経験を作っている|週刊生コン 2018/11/05」

ものづくり(生コン製造業)はなにを作っている?「形」とは目に見えた実際の形だけじゃなくて、人を喜ばせる貢献という目に見えない形もあるはず。ものづくりの本質について考える「経験を作る」。2018/11/05(月)新しい1週間が始まる。



Acqua Altaってご存知ですか?

https://www.nr-mix.co.jp/venice_izu/acqua_alta_have_you_ever_heard_about_acqua_alta.html

156cmの高さを記録した国際都市ベネチアの水害。

Acqua Alta(アクア・アラータ)

地盤沈下と海水面の上昇。

いずれも、人類の営みに起因して起きている現象。

僕たちの営みはいとも簡単に地球を変えてしまう。

これは地球の裏側イタリアだけで起きている特殊なことではない。

11月となり今年を振り返ってみるだけでも、

「想定外」

とされる多くの災害があったことを思い出す。

まずは、自分たちが当事者であるという認識。

そして、自分たちの分野(生コン)からどのような行動ができるか。

より大きなインフラ(モーセ・プロジェクト)で対抗する。

そんな特効薬のアプローチではこのいたちごっこに終焉は見えない。

それは汚職にまみれ暗礁に乗り上げている現状を見るに容易にわかることだ。

さながら漢方薬的なアプローチ。

生コンという習慣を変える。

そんなアプローチが求められていると感じる。



日本中の生コン工場にあれば土間コンが変わると思うんです

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_542.html

今、毎日、普通に出荷している土間コンや舗装のための、

生コン。

あまりに当たり前すぎて、僕たちは生コンという「もの」を売っているような錯覚にとらわれる。

ものづくり。

もらった人や買った人がわくわくしたり喜んだり。

本来のものづくりは目には見えない「何か」を届けること。

決して目に見える「形」を売っているのではない。

その形から得られる「経験」を売っている。

経験を作っている。

買う人はそのことで得られる喜びに対価を払う。

その意味で、僕たち生コンに携わる人たちも。

毎日出荷しているその「生コン」がどのように人々に貢献できるのか?

無感動にならずに。

当たり前の生コンではなく、

人を環境を喜ばせることのできるちょっと特別な生コンとして。

毎日を感動して過ごしていきたい。



【200年前に戻る】どうして舗装は "コンクリート" なのか?

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/200.html

僕たちが「もの」を生み出してきた「ツケ」が様々な形で表出している。

地中奥深くから掘り出されてぐつぐつ煮た結果できる有機化合物(石油)の搾りかす(アスファルト)よりはよっぽど無機物(石灰)の方がいいに決まってる。

僕たち生コンが本気でそう信じて疑わないのなら。

僕たち自身がそれを形にして証明する必要がある。

その形を作るためには。

携わる全ての人たちの共感が必要になる。

それは、全国3,000と言われる生コン工場にとっても他人事ではない。

数万年の人類の歴史から見れば、

ここ200年の繁栄(といってよければ)は明らかに異常。

その異常を正常に戻すために僕たちができること。



生コンにとっても1週間が始まる。

To Doを眺めればパンパンでなかなか中長期の展望を持つことは難しい。

モグラ叩きのように目の前に現れるあれこれに翻弄される1週間でいいや。

そんな風に逃げていたら、そんな1週間は永遠に続くことだろう。

なすべき正しいことはなにか?

自分だけの貢献。

そんなことに意識を持ち続ける。

そんな仕事を、今週も楽しもう!

生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士