2019/01/07
「生コンの【強み】を磨こう|週刊生コン 2019/01/07」

いよいよ正月休みが明け、2019年の生コンが始まった。休みに蓄えたアイディアを糧に、2019年の生コンを描いていく最初の1週間。生コンにしかない【強み】ってなんだろう。意識して働きたい。
アスファルトって自分で施工しますか?|共同住宅の駐車場
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作っている僕たちですらあまり意識しない【強み】。
生コンならではのメリット。
それが、
自分で施工できる身近な材料
ということ。
「身近な」という意味では同じくアスファルト。
実は、自分で施工できる、わけじゃない。
大半が外部に材料・工事共で発注する形式をとっている。
だから、規模がある程度まとまらないと割高(機械や作業員などの固定費)。
電話一本で発注して、
「自分の手で施工できる」材料。
実は生コンの強みだってことは作っている本人が意識すべきことなのかもしれない。
【ポンコツ】でもできちゃう?|身近なものを【打ち放し】に #3
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趣味としても楽しめる。
専用の道具と材料を使う。
身近なあらゆるものが、
【打ち放しコンクリート】
打設された生コンがそのままむき出しになる工法。
素材そのものの迫力を楽しめる美。
に変えてしまうことができる。
打ち放しコンクリート。
機能材料(耐力構造物)でありながら、
意匠材料(審美性)でもある。
その原材料生コンクリート。
こうした観点も【強み】の1つ。
塗り壁の王者【マヂックコート】が庭コンに見参【庭コン #9】
僕たち生コン工場の【強み】としての、流通。
商品が市場(例えば建設事業者)に届くまで。
・組合ならびに登録販売店制度
という流通制度が存在する一方、
・諸口(小口)
といって、ダイレクトに販売するケースもある。
業歴の長い工場の場合には一定の取引実績に応じて、
信用取引(掛売り)
で直接市場(建設事業者)に生コン(商品)を届けるケースもある。
直接市場に価値を届ける流通。
実はこれが【強み】になる場合がある。
従来多段階の流通を経て市場に届けられてきたあらゆる製品。
生コン工場を【流通のハブ】と定義づける事で、
余計な流通コストをカットして市場に届けることができる。
そんな取り組みが始まった。
高級仕上げ材メーカーフッコーの定番製品。
・マヂックコート
が地域の生コン工場から地域の建設事業者にダイレクトに届く。
【強み】を磨き込めば、弱点なんか霞むはず。
どうせ仕事をするのなら。
あまたある弱点を克服するのに時間を割くよりも、
生コン工場であることの【強み】を最大限活かせるような仕事。
そんな仕事が理想的だ。
2019年の生コンが始まった。
生コンを職業にしていることに誇りを持ち、
生コンにしかできない貢献を仕事を通じてしていきたい。
生コンでいいこと。
2019年もさらに広げよう。
宮本充也